本宮ひろ志先生の人気漫画として名高い「天地を喰らう」は様々な形でゲーム化されていますが、個人的にはファミコン版の初代「天地を喰らう」が一番好みです。一般的にはこの作品のリニューアル版とも言える「天地を喰らう2 諸葛孔明伝」の方が評価は高いと思いますが、袁術討伐後からの自由度の高さや簡易な戦闘演出によるスピード感、孫呉との全面対決などはやはり初代に軍配が挙がると思います。但しシリーズ一作目という事もあり色々と荒削りな部分もあり、一部の武将を除いて兵士数が完全固定、お気に入りの武将のパラメーターを補強する手段が皆無、兵糧システムにより常に残りの兵糧を気に掛けながらゲームを進める必要がある、等はやはり気になるところです。 そこで、これらの要素の改善策を講じてみようと思っています。具体的には、以下のような要素を実現するつもりです。 ・自軍に加わった武将は黄忠や馬超のように自軍レベルに応じて兵士数が変化するようにする。 ・ダメージ計算値の変更。具体的には「攻撃側の武力×攻撃力/10+現在の兵士数/10-被攻撃側の武力×武装度/10」を基本値にする。 ・自軍に加わった武将は自軍レベルに応じて各種パラメーターが補強される(最大値は255)。また、可能であれば所持する事によってパラメーターが上昇するアイテムを追加。 ・兵糧システムの廃止。 まずはこんなところでしょうか。まだ解析作業にすら手を付けていないのですが、やってみるとすればこのような要素を変更したいところです。
いわゆる「コブラジョジョ」として名高い(当時バンダイの一部門でありながら便宜上関連会社扱いであったコブラチームはプロデュースとシナリオとゲームデザインを担当し、デベロッパーとして参加したウィンキーソフトはグラフィックやBGMやプログラミングを担当したため「ウィンキージョジョ」ではなく「コブラジョジョ」と呼ばれるのでしょう)SFC版「ジョジョの奇妙な冒険」ですが、本作の不満点の一つとして「エンカウントバトルがないのでレベルアップの調整がやりにくい」という点がよく言われています。実際にエンカウントバトルがあった場合はゲームの仕様上かなり面倒な事になっていたようにも思えますが、確かに改めてプレイしてみるとレベルの関係か戦闘バランスが悪い気がします。そこで本作にエンカウントバトルが実装できるのか検証してみようと思います。
まだ解析していないのではっきりとした事は言えませんが、恐らく本作の敵との戦いは特定の場所を踏むと戦闘が発生するイベント扱いで、戦闘終了後はイベントフラグが成立して二度とその地点での戦闘が発生しないようになっているのでしょう。エンカウントバトルを実装するとなると、簡単そうな方法は「その地点のボスを倒す(ボス撃破フラグの成立)までは屋敷などの戦闘発生エリアに入ると戦闘開始までの乱数による歩数カウントが生成され、このカウントがゼロになると戦闘イベントが呼び出されてエンカウントバトルが開始、戦闘終了後に再びボス撃破フラグをチェックしてボスを撃破していなければ乱数による歩行カウントを生成」という流れなのですが、ゲームとしての面白さに繋がるのかどうかと言われるとあまり自信がありません。本作に関しては漢字フォントを増やしたりテキストの誤字を修正したりという楽しみもありますので、スパロボの解析と並行して色々と試してみたいものです。
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