スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(第4次スーパーロボット大戦)が付いた投稿を表示しています

最新の投稿

第3次スーパーロボット大戦 反撃命令による武器や行動選択の解析結果

 反撃命令による武器選択の基準がよく分からないと言われているSFC版第3次スーパーロボット大戦ですが、反撃命令の設定箇所をざっと解析してみたところ、それぞれの命令で使用武器の選択基準が違っている事が分かりました。大まかな内容ですが、基本的には以下のような基準で反撃武器や行動を選択しています(なお、原則として敵軍やNPCのパイロットは「必ず反撃せよ!」に設定されています)。  「必ず反撃せよ!」は、残弾や残りENにかかわらず命中率が1%以上ある最強の武器を選択。その武器の命中率がゼロになる場合は、次に威力が高く命中率が1%以上ある武器を選択するという思考を繰り返す。どうしようもない場合は命中率がゼロでもとにかく現状で使用可能な最強の武器を選択する。これに合致する武器がない場合は反撃不能扱いになる。弾切れや射程外からの攻撃には何もしない。先攻側の攻撃でHPがゼロになると判断しても反撃を試み、それができない場合は反撃不能扱いとなる。原則として武器選択の際に相手の残りHPは考慮しないため、反撃相手のHPが仮に残り1であろうとも最強の武器で反撃する。前述の通り、敵軍やNPCは原則としてこの命令が設定されているため、回避力(=パイロットの反応と操縦と直感の総和に機体のサイズ補正を適用した数値)が低いユニットは威力重視の武器で反撃される事が多い。残弾やEN消費も気になるところだが、分身持ちであるゲッター2系やF91であればこの命令を活用できるかもしれない。  「積極的にいけ!」は、相手が一撃で倒せる場合は命中率が1%以上ある最強の武器を選択。但し、その武器の残弾が残り1だったり、その武器を使用してもう一度使用できるだけの残りENがなくなる場合は使わず、次に威力が高く命中率が1%以上あり、かつ残弾が残り2以上か現在のENで二回以上使用できるEN消費武器を選択するという思考を繰り返す(EN消費武器に関してはたまに例外あり)。どうしようもない場合は弾切れ、またはEN枯渇にならない命中率がゼロの現在選択できる最強の武器を選択する。これに合致する武器がない場合は反撃不能扱いになる(そのため、条件を成立させれば弾切れでなくともパイロットが弾切れの台詞を吐く姿を拝める)弾切れや射程外からの攻撃には何もしない。。相手を一撃で倒せない場合の思考も同様。やはり原則として武器選択の際に反撃相手...

第4次スーパーロボット大戦 パイロットの地形適応削除に伴うパラメーター画面変更案

 COMPACTシリーズに倣いパイロットの地形適応を削除する計画と特殊技能の表示枠拡大に関してですが、このような感じにパラメーター画面のレイアウトを変更してみました。気力の下側に撃墜数を数字で表示し、特殊技能を6個まで表示できるようにしてあります。名前の下側がちょっと間延びした雰囲気ですが、乗り換え可能パイロットはこの部分に「マジンガー系」のように属性が表示されるので問題ないと思います。しかし、この部分にパイロットの性格(弱気や超強気など)を表示させるようにして、その下に乗り換え属性を表示させるのも面白そうですね。  なお、次のレベルまでの必要経験値表示枠の横に若干のスペースができましたが、ここは金属状のパネルで塞ぐか、可能であれば2回行動可能を示すWアイコンを表示させる予定です。

第4次スーパーロボット大戦 合体式複数パイロット乗り機体用特殊台詞の設定アイデア

 第4次スーパーロボット大戦ではコン・バトラーVダンクーガ、ザンボット3といった合体後に複数パイロットが乗るようになる機体のサブパイロットの台詞を反映させる機能はありませんが、以前作成したゲッターチームの仕様変更のシステムを応用すれば「F」以降のコン・バトラーVのように合体後専用の特殊台詞を反映させる事が可能であると判明しました。  具体的な手法は「特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合はSRAM上のパイロットIDを保持したままRAM上のパイロットIDを入れ替える」というもので、これは以前にも少し触れたハイパーモードや暴走システムの手法と同じものですが、これを応用すれば、例えばバトルジェット搭乗時の豹馬とコン・バトラーV搭乗時の豹馬のパイロットIDを個別に用意する事で異なる台詞パターンを適用できるという事も可能になります。また、同時に複数精神コマンドのサブパイロット適用パターンも変更できるため、非分離型のコン・バトラーVを用意するといった必要もなくなります。但しこの方法には欠点もあり、例えば敗北条件に豹馬の撃墜が設定されている場合にこのパイロットIDが合体前と合体後で別々であると、パイロットIDが合致しなくなってしまった途端に敗北条件を満たしてゲームオーバーとなってしまいます(これはハイパーモードや暴走の再現時にも当てはまる問題です)。そのため、台詞の変更のみに留めるのであれば特殊サブルーチンを組んで特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合は台詞の参照IDを変更(例えば、豹馬がコン・バトラーV搭乗の場合は通常の台詞IDではなく専用の台詞IDを参照)するという手法の方がいいのかもしれません。もっとも、シナリオ上での敗北条件を設定する際にそれら両方のパイロットIDを全て確認できなかった場合にのみ敗北とすれば問題はないので、あくまで好みの問題とも言えそうです。

第4次スーパーロボット大戦 HPゲージ仕様変更パッチ改を公開しました

 先日公開した「HPゲージ仕様変更パッチ」ですが、多段ヒットの戦闘アニメーション演出(ブーメランやトライブレードなど)に対応していなかったため、新たに作り直しました。これにより、多段ヒットする演出の武器アニメーションでHPゲージが徐々に減っていく状態と32,768以上のダメージでゲージの反転を防ぐ事が両立可能となります。以下のURLからダウンロード可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは前回と同じですので、そちらの記事をご参照下さい。 https://uu.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/103

第4次スーパーロボット大戦 HPゲージ仕様変更パッチを公開しました

 第4次スーパーロボット大戦では与えるダメージの値が32,768を超過するとHPゲージが中途半端に減らなくなる(厳密には「反転する」)現象が発生します。これは恐らく第3次やEXに存在した特殊能力「ビーム吸収」によるHP回復時のゲージ処理を第4次でも実装しようとした名残と思われます(結局、残念ながら第4次には「ビーム吸収」は実装されませんでした)が、今回はこれを改変し、ダメージの実数値に合わせてゲージが減り続ける仕様に変更してみました。  これにより、32,768以上のダメージにより機体が撃墜される場合でも動画のようにゲージを削りきる演出が可能になります。内容的には大した事はしていませんが、パッチを作成してみましたので興味のある方は使用してみて下さい。ダウンロードは以下のURLから可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは「bSn*rL(a(,F9w#Mn」です。 https://uu.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/102

第4次スーパーロボット大戦 続・地形適応のCOMPACTシリーズへの仕様変更案

 なかなか時間が取れず作業が進んでいませんが、僅かに余暇ができましたので地形適応計算の仕様変更案を形にしてみました。上の写真を見て頂くとお分かりのように、DC兵士が乗るドムの地形適応が「陸A」となっています。本来であれば下の写真のように「陸B」となるのですが、計算方法を変更した結果このような表示になりました。 ドムの機体としての地形適応 は次の写真のように「空-、陸A、海D、宇宙A」となっていますが、 仕様変更前は以下の写真のようにDC兵士の地形適応「空B、陸B、海B、宇宙B」のパラメーターに引っ張られる形で「空D、r陸B、海C、宇宙B」という結果になります。 これを仕様変更後はパイロットの地形適応を計算に入れないようにしています。それに伴い、現状では以下の写真のようにパイロットの地形適応表示を強制的に「-」で固定値にする(パイロットの地形適応は生きていますが、計算に使用しないので表示上は「-」とする)処理を追加して組み込んでいます。 これにより、見た目は単純に「機体の地形適応値=総合地形適応値」という処理(内部処理的には機体の地形適応値を再度加算)になっており、攻撃力や防御力の実効計算値も機体の地形適応値をそのまま使用したものになっています。この後はパイロットのパラメーター側のウィンドウのレイアウトを変更して撃墜数(これは単純に数値で表示できるように変更します。)と次のレベルまでの経験値を下側に表示、撃墜数と地形適応の表示欄を特殊技能のウィンドウとして拡張表示しスキルを6個まで表示できるようにできないか挑戦してみる予定です。

第4次スーパーロボット大戦 地形適応のCOMPACTシリーズへの仕様変更案

 しばらく実生活での仕事が忙しく、何も手が付けられない日々が続いており大変申し訳ありません。戦闘BGM枠の拡張計画に関しては具体的に何をどう変更すればよいのか見当がついてはいるのですが、なかなか実行に移せない状態です。今のところ、この調子で6月か7月いっぱいまでの間は仕事の都合でなかなか時間が取れない予定です。  さて、何もできないのも面白くないので、今回は第4次スーパーロボット大戦のシステム変更の中で思いついたアイデアとして、機体の地形適応の仕様をCOMPACTシリーズ準拠にする方法について考察します。大半のスーパーロボット大戦での最終地形適応は「パイロットに設定された地形適応」と「機体に設定された地形適応」を合計したものが適用されるのですが、ワンダースワンで展開されたCOMPACTシリーズでは機体の地形適応のみが反映される仕組みになっています。これならば機体の特定の地形適応をAにする強化パーツを用意するだけでお気に入りの機体の地形適応を簡単に変更可能です。やり方としては従来の「パイロットの地形適応」を読み込む際にこれを「機体の地形適応」を読み込むように変更すれば簡単に実施できそうです。ただ、これを実際に実行するとパイロットの無個性化を招くのではないかと若干心配になります。しかしこれを実施する事によってパイロットのパラメーターウィンドウから地形適応を消し去る事が可能となり、同時に撃墜数の表示欄を移動させれば特殊技能の表示を3つから6つに変更できます。なかなかやりがいのある変更だと思うのですが、皆様はいかがお考えでしょうか?

第4次スーパーロボット大戦 爆発エフェクト設定変更パッチを公開しました

 第4次スーパーロボット大戦では、各機体の撃墜時の爆発エフェクトは機体データのBGM設定と一緒の部分(機体データの6番目)に格納されたサイズ設定とBGM設定に依存しているのですが、これをサイズやBGM依存ではなくそれぞれの機体毎にオフセットテーブルで管理・設定できるパッチを作成してみましたので、よろしければお使い下さい。各機体の撃墜エフェクト設定は3FE780以下のオフセットテーブルで変更可能です。オフセット設定は下位1バイトでマップ上での撃墜エフェクト(00=爆散、01=キノコ雲、02=黒い光+キノコ雲、03=黒い光+爆散、04=光の柱)、上位1バイトで戦闘アニメでの撃墜エフェクト(00=爆発しないまま戦闘終了、10=爆発、20=フラッシュ、40=光の玉)を設定可能です。  これにより、従来はBOSS属性BGMの機体でのみ使用可能だった光の玉による爆縮や、LLサイズ専用だった画面が真っ白になってフラッシュするエフェクトをサイズやBGM設定に関係なく設定できるほか、新スーパーロボット大戦以降の一部の生身ユニットに見られる「爆発しないまま戦闘が終了する」というエフェクト(第2次や第2次Gをイメージした方がよろしいかもしれません)が選択できるようになりますので、ドモンやマスター・アジアのような人間が直接戦闘する機体の再現もある程度違和感なく再現可能です(但し、マップ上ではどうしてもアイコンが消えるだけの「撤退」エフェクトが選択できず、第2次Gのマスター・アジアのように何かしらの爆発エフェクトを選択する必要があります)。ダウンロードは以下のURLから。ファイル解凍に必要なパスワードは「-c.r5m*9ncdj.Kwa」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/101  次回は機体のBGMを機体依存から「パイロット依存パッチ」のようにオフセットテーブルで設定、かつ3F(64曲)まで設定できるようにするパッチを作成する予定ですが、これを作成すると従来のBGM継続パッチが全て使用不能になりますので、その点も含めると作業はそれなりに大掛かりになりそうです。欲を言えば「カスタムサントラパッチ」のようにディップスイッチでBGM設定をパイロットと機体で切り替え可能にするか、あるいは...

第4次スーパーロボット大戦 カスタムサントラパッチを公開しました

 お待たせしました。一通りのテストが完了しましたので「カスタムサントラパッチ」を公開しました。なお、使用にあたり重大な注意点や幾つかの作業がございますので、必ず最後までご一読下さい。 ※重大な注意点 作成したカスタムサウンド用のPCMファイルは自作のBGMデータから変換したもの以外は個人での使用に留めて下さい。 自作BGMデータによるPCMファイル以外はいかなる理由があろうとも絶対に配布しないようにお願いします。 このパッチを組み込んだ状態でのパッチの公開や配布を固く禁じます。 このパッチを組み込んだ状態でのプレイ動画の公開や配信を固く禁じます。  拡張領域の3FE9A0~3FECCFを使用します。事前に何らかの手段を用いてROMイメージを4M化して下さい。なお、RAMの7E1005のモノラル/ステレオ切り替え用ディップスイッチフラグを使用してサウンドの仕様を変更するため、「ステレオ/モノラル入れ替えパッチ」は使用できませんが、元祖「BGM継続パッチ」や拙作の「BGM継続パッチ(パイロット基準)」や「ジェノサイド・マシンパッチ」、「レベルアップジングル変更パッチ」は併用可能です。パッチ内容は以下の通りです。 BGMのモノラル/ステレオ設定の変更機能を廃し、強制的にステレオサウンド固定化する。 オプション画面やMAP画面のBGM設定のモノラル/ステレオ設定の項目が「ノーマル/カスタム」に変更される。 「ノーマル」モードは従来通りSFCの内蔵音源チップであるSPCによるBGMが再生される。 「カスタム」モードはSPCによるBGM再生の他に、任意のBGMの代わりに専用フォーマットのPCMファイルを再生させる事ができる。  カスタムモードが使用できるエミュレーターはSnes9x系列かBSNES系列のMSU-1チップをサポートしたものに限られます(これら以外は動作保証対象外です)。また、MSU-1チップ対応を公表しているPOLYMEGAやSuper Nt等の模倣ハードウェアでの動作は作者がこれらを所持していないため検証しておりません。カスタムモード用のBGMは3FEAC0以下のオフセットテーブルで設定可能です。このオフセットテーブルは通常BGMのIDとリンクしており、ここにPCMファイルと同じ番号(後述)を設定すればそのファイルをBGMとして使用可...

第4次スーパーロボット大戦 戦闘用BGM登録枠最大数の変更計画

 BGMをほぼ自在に差し替えできるようになった事で戦闘用のBGMを増やしたいのですが、皆様ご存知の通り、BGMそのものは全部で64曲(3F)、その中で戦闘用BGMとして使用できる枠は全部で32曲(1F)までとなっています。また、64曲のBGMのうち3曲分は常駐波形データの使用枠となっているため、実質的には61曲分しかBGMを使用する事はできません。このため、使われる場面が限定されるような曲やジングル扱いの曲は他のBGMやSEで代用すれば戦闘用BGMとして使用できる曲を増やす事(例えば「出撃準備画面のBGMをロード画面のBGMで代用する」、「ゲーム中断のBGMを『時を越えて』に差し替える」、「電源投入時のバンプレストロゴのジングルやレベルアップのジングルを使用しない」等)自体は可能です。しかしそれでもなお発生する問題が「戦闘用BGMは32曲までしか指定できない」という部分です。これは機体のユニットサイズおよび廃棄の可否と同じ項目で戦闘用BGMを設定している事に起因する制約で、単純に考えればどちらかの設定方法を変更すれば何とかできそうです。そこで、戦闘用BGMの設定枠を増やせるようにする改変を行ってみようと考えています。まだ具体的にどうするか決めてはいないのですが、基本的にはBGM設定側を生かす方向にし、サイズ設定や廃棄可否の設定は機体設定の項目の別の部分の上位、或いは下位のバイトで空いている箇所を探してそちらで処理するか、それともサイズ設定自体をなくしてしまう(第4次スーパーロボット大戦におけるサイズ設定は単純に大きい程回避率が不利になるという、オーラバトラー以外にはあまり意味を為さない項目であると思います)という方法を取る予定です。こうする事で戦闘用BGMの設定枠を最大で32曲ではなく64曲分までフル活用できますので、様々な機体やパイロットに専用BGMを設定できるようになるのではないでしょうか。

第4次スーパーロボット大戦 カスタムサントラモード完成

 不具合修正や各種動作チェックも完了し、ようやくカスタムサントラモードの実装が完了しました。オプション画面やマップ画面のBGM設定を「ノーマル」にすればデフォルトのSPC音源の楽曲が再生され、「カスタム」にすれば任意のBGMを自分で用意したPCMファイルの楽曲と差し替える事が可能です(どちらのモードでも再生される楽曲は強制的にステレオ出力になります)。また、動画の通りBGM継続パッチにも対応し、カスタムモードで差し替えた楽曲はバイナリエディタやBNE2で楽曲ごとに音量とループの有無の設定が可能です。カスタムサントラモードはMSU-1チップをサポートした一部のエミュレーターやフラッシュカートリッジ(Snes9xやbsnes、FXPAK PROなど)でのみその機能を使用できますが、ノーマルモードであれば他の環境でも問題なくプレイ可能(カスタムモードにするとBGMが再生されないだけ)です。  今回は事前の知識としてBGM継続パッチやサウンドドライバ、BGMにSE周りのシステム関連の解析を行っていたので割と容易に実装可能となりましたが、作業量やデバッグの手間を考えるとその時間を他のリソースに割く方が賢明に思えます。また、PCMファイルの配布も様々なリスクが付きまとう事を考えると、何か余程の事がない限りMSU-1関連のパッチ作成は他のタイトルでは積極的にやりたくはないというのが本音ですね。

第4次スーパーロボット大戦 ジェノサイド・マシンパッチ改を公開しました

 以前公開していた「ジェノサイド・マシンパッチ」(敵フェイズの戦闘BGMを「ジェノサイド・マシン」に固定化するパッチ)の改良版を作成しました。以前との違いは「レベルアップジングル変更パッチ」の要素を組み込む事により、BGMが途切れる事なく再生できる点とレベルアップ時の処理速度が向上する点です。その他には特に変更点はなく、ボス属性の機体に搭乗した敵ユニットとの戦闘ではボス属性のBGMが優先されるのもそのままです。ダウンロードは以下のURLから。ファイルの解凍パスワードは以前と同じですので、そちらの記事をご参照下さい。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/99

第4次スーパーロボット大戦 続・PCMファイル再生パッチ作成の進捗状況と課題

 MSU-1を使用したBGMファイル再生パッチですが、テストを重ねたところ色々と不具合が見つかってしまい作業が難航しています。最初に難航したのは安定したBGM再生ができないという不具合でしたが、これは主にMSU-1のコマンドパラメーターを書き込むRAMの選定箇所が問題だった(未使用領域だと思っていた場所が実際には使用領域だったためコマンドパラメーターが上書きされてしまう)事が判明し、コードの記述が長くなるのを覚悟で未使用と思われる普段のパッチ作成では使用しないRAM領域に一時データを収める事で解決しました。しかしこれだけではまだまだ問題が解決していません。現状では以下のような課題が残っています。 モノラル/ステレオフラグを使用する事でBGMのSPC/MSU切り替えが可能になったが、これによりBGMを強制ステレオ化(或いは強制モノラル化)する処理が必要。 MSUモードの状態でサウンドテストを使用し、選択したBGMをそのままの状態で再度選択するとそのBGMが頭から再生されない、または無音になる。原因は不明(但し、別のBGMを選択した後であれば問題なく再生は可能)。拘るのであれば強制的にBGMを再度再生するためのサブルーチン作成が必要か? MSUモードの状態でカラオケモードを選択すると正常に歌詞が流れない(戦闘アニメーションだけが流れ続け、何かボタンを押せばキャンセル扱いでカラオケモードが終了する)。拘るのであればカラオケ画面読み込み時に強制的にSPCモードにし、カラオケ画面から抜ける際に直前のモードフラグを復帰させる機能が必要。 MSUモードからSPCモードへの切り替え時に、画面切り替え等で次のBGMが再生されるまでの間は無音の状態になってしまう(逆の場合は次のBGMが再生されるまでMSUのBGMが流れ続ける)。モード切り替え時に2006(MSUボリューム)を強制的に0にする処理をしている事が原因であるため、SPCでのBGM再生時のサブルーチン内部に2006を0にするコマンドを組み込めば解決できるのではないか。 MSUモードでサウンドテストを選択して一度サウンドテストから抜け、SPCモードに切り替えてそのまま再度サウンドテストを選択すると楽曲の選択タイトルが強制的に一番目のもの(時を越えて)になってしまう。逆の場合はこのような現象は発生しない。  これ...

第4次スーパーロボット大戦 PCMファイル再生パッチ作成の進捗状況と課題

 MSU-1チップ導入によるPCM音源再生パッチの進捗状況ですが、やはり当初に思っていたよりも難解な技術というものではなく、割と簡単にMSU-1チップを介してPCMファイルを読み込み・再生する事には成功しました。しかし問題がない訳ではなく、特定のエミュレーターでしかMSU-1チップを組み込んだROMイメージが正常に動かず(具体的には現状で対応しているのはbsnes-PlusとSnes9xの2種類のみ)、それ以外のエミュレーターや実機でROMイメージを起動させるとゲーム自体はプレイできるもののBGMが再生されなくなってしまいます。これはMSU-1チップがあくまで発案者による架空の存在であるため、このチップに対応するプログラムが組み込まれたエミュレーターでないとPCM音源が再生されない(というかハードウェアレジスタンスが無効となりMSU-1チップを認識しない)ために起こる不具合です。つまりMSU-1チップを組み込んだROMイメージは嫌でも指定のエミュレーターでしかまともにプレイできなくなるという問題が生じる事になり、SNESGTをメインに使用する私としては少々モチベーションが下がってしまう思いです。  さて、PCM音源再生パッチを作成したはいいのですがもう一つの問題があります。それは「カラオケモードで字幕が一切先に進まなくなる」というものです。カラオケモードはSPCデータの内容とリンクして文字が切り替わる仕組みになってるので、PCMファイルでBGMを再生させた場合はこれが成立しなくなってしまうために起こる不具合です(不具合といっても字幕が更新されないだけでフリーズしたりする訳ではなく、キャンセルしたり本来のBGMの長さと同じだけの時間が経過すればカラオケ画面から曲目選択メニューに戻る事は可能です)。解決方法としては二つあり、一つはプランA「諦めて放置するかカラオケモードに入れないようにロックを掛ける」、もう一つはプランB「カラオケモードのカラオケ画面に入る際にカラオケモードフラグをONにし、このフラグが立っている間だけ本来のサウンドドライバによるSPCモードのBGMが再生されるように処理を切り替え、カラオケ画面終了と同時にフラグをOFFにする」というものです。作業としてはどう考えてもプランAの方が楽なのですが、折角なのでプランBが実際に実現可能なのか試...

第4次スーパーロボット大戦 BGMのMSU-1再生化パッチ作成計画

 海外のSNESエミュレーター制作者の方が発案した技術として「MSU-1ハック」というものがあります。SA-1チップに代表されるようなスーパーファミコンの特殊チップの一種として「もしもSFCの外付けCD-ROMユニットが製品化されていたら?」という仮定のもとにBGMやムービー等のファイルを外付けCD-ROMユニットに見立てたフォルダに格納し、これを架空の拡張チップ「MSU-1」を介して再生させるという手法です。存在自体はかなり以前から知っていたのですが、技術的にどんなものかよく分からなかったので今までノータッチという状態でしたが、発案者の方が作成された資料( https://helmet.kafuka.org/msu1.htm )に目を通して検証してみるとさほど難しい内容ではなく、簡単に言えば「これから再生するBGMを参照する際にSPCを指定する代わりに、音源ファイル用意してMSU-1チップで再生する形式に変換したPCMファイルのIDを指定し、ハードウェアレジスタンスによる命令でこれを再生させる」だけのようです。  BGM再生やSPCの参照に関しては「BGM継続パッチ」を作成する際に大部分を解析していますので、それを活用すれば意外と簡単にMSU-1を介したBGMのローディングや再生の環境が構築できそうですが、BGM用のPCMファイルを作成するにあたってCDや他のゲームから録音したBGMをソースとする事が非常に大きな問題になりそうです。しかし個人でこれを楽しむ分にはまあいいとして、配布するのは非常に危険な行為なのではないかという不安が付きまといます(自分で作成したMIDI音源ファイルなどをベースにしてPCMファイルを作成していれば特に問題はないと思うのですが…)。  なお、既に海外では第4次スーパーロボット大戦のMSU-1導入パッチが作成済み( https://www.zeldix.net/t2585-super-robot-wars-4 )のようですが、どうやらコミュニティの会員でなければ入手が不可能な仕様になっている模様なのでダウンロードする事ができず、具体的な内容に関しては全く分かりません。しかしMSU-1ハック発案者様の作成された資料をベースに、MSU-1によるBGMの再生環境を作成する事自体は可能であると思われますので、この環境の...

第4次スーパーロボット大戦 パッチ・資料詰め合わせを公開しました

 友人からの依頼により、過去に友人が作成した第4次スーパーロボット大戦のパッチや資料の詰め合わせをアップロードしました。既に忘れられて久しい解析内容や情報が多数記載されており、これから第4次スーパーロボット大戦の解析や改造をされる方の参考になるのではないでしょうか。また、元祖BGM継続パッチ(機体のBGMのみを参照する仕様)の更新版も同梱されているそうです。以下のURLからダウンロードが可能です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/96  私はまだ検証していないのですが、友人の元祖BGM継続パッチは純粋に機体のBGM設定データのみをチェックする方式になっているので、私が作成したパイロットのBGM設定と機体のBGM設定の双方を読み込んで優先順位を判定する方式よりも処理が高速になっている可能性が高そうです。乗り換えによるパイロットBGMの固定はできませんが、考え方によってはαやα外伝と同じく機体側でBGMを制御できるので後継機でBGMの変更演出が可能ですし、ゲームスピードを重視するのであればこちらの元祖BGM継続パッチを使用する方が有意義ではないでしょうか。 ファイル解凍に必要なパスワードは「&q$XrtsRWbsx%w~5SsE7ZnA4$aNXa&9+」です。

第4次スーパーロボット大戦 武器拡張パッチを公開しました

以前作成した「武器数拡張パッチ」に変更を加え、武器アニメーションを512種類まで設定できるように改良しました(名称も「武器拡張パッチ」に変更しています)。武器アニメーション自体はプログラムの変更を加えなくてもオフセットテーブルの絶対値にアドレスを入力する事で1,024種類まで設定可能(私は実際に設定可能アドレスの大半を使用しています)なのですが、どうやらそこまで必要はないという見解の方が多いご様子なので、今回は512種類に留めています。  パッチの内容や注意事項自体は改良前とあまり変わりませんが、武器アニメーションデータの0000~00FFまでの内容を拡張領域に移設した関係で、基本的に武器アニメーションを改変するような内容のパッチは使用不可能になっていると認識願います。但し、「武器アニメバグ修正パッチ改2」と同等の修正は完了された状態になっていますので、戦闘アニメーションのバグ修正を行う必要はないと思います。データの設定に関する詳細な使用方法は添付の資料をお読み下さい。なお、当初予定していた追加武器アニメーションは同梱されておりませんが、後日個別に追加パッチを作成する予定です。ダウンロードは以下のURLから可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは「Xnw7KNLW*&PvDqKi」 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/93  余談になりますが、武器アニメーションのSE設定について。武器アニメーションのSEに使用される波形データの設定は、ROMの12A19Bから始まるオフセットテーブルにて定義されています。内容としてはオフセットの参照先には数値が記されており、これはSEに使用する波形データの組み合わせ(23000のオフセットテーブルのID)を示しています。例えば13(ビームサーベル)にあたる12A5A1~12A5A4には「67 7D 8B 00」と記述されているので、この場合は23000で設定された「67=2304E7」「7D=230501」「8B=230525」のデータを使うという事になります。設定の終端値は「00」です。オフセット自体は512種類(武器アニメの0000~01FF)分まで用意されており、0200~03FFのアニメーションはIDから-0200hしたも...

第4次スーパーロボット大戦 改良型BGM継続パッチを公開しました

 以前作成した「レベルアップジングル変更パッチ」ですが、これを適用するとレベルアップのジングルBGM(ID:2C)が使われる場面が一切なくなるので、なるべくBGMの数量を増やしたいという方のためにBGM継続パッチの改良型を作成しました。レベルアップの際のジングルが地味になるのでやや味気ないのですが、今後はBGM継続パッチの基本形をこのタイプにしていく予定です。  従来のBGM継続パッチは、レベルアップのジングルが再生される際に直前まで再生されていたBGMを再度無理矢理再生させるという処理をしていたので一時的にゲームの処理速度が遅延するという欠点があったのですが、今回の改良型はこれを回避すると共にBGMのID枠を一つ余分に使用できるというメリットがあります。今回は実験的にパイロット基準型のものをベースに作成しましたが、暇を見てジェノサイド・マシン再生型やユニット基準型のものも作製してみようと考えています。ダウンロードは以下のURLから、ファイル解凍に必要なパスワードは「LJQGWBcJ#ZF8」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/92

第4次スーパーロボット大戦 戦闘アニメーション数拡張パッチの進捗状況

 ここ最近はリアルでの生活が忙しくなかなか成果をお見せできずにいるのですが、戦闘アニメーションの最大登録数を増やす作業自体は順調にできております。というよりも戦闘アニメーションのオフセットテーブルやアニメーションスクリプトのROMバンク変更や領域の拡張、それに伴うアニメーションスクリプトのアドレスジャンプ指定の変更などの作業自体は既に完了しており(動画でお見せしている追加アニメーションは全てこの作業を実施した後に拡張戦闘アニメーションIDの0200~03FFにて作成したものです)、SEの管理オフセット領域を確保したりROMの拡張領域のあちこちに配置した追加戦闘アニメーションを一纏めにする作業に手こずっているというのが現状です。  例えば、武器アニメーション0000~00FFまでは本来のROMバンクに固定し、0100~01FFは3A0000以下に、0200~02FFは3B0000以下に、0300~03FFは3C0000以下に、というよなイメージで配置していますが、実際にはそこまで多くのROM領域は必要ないのではないかと考えています。また、これに伴いアニメパターンやパレットパターン、タイルパターンの追加領域を設定しているのですが、私が使用しているROMデータでは要領に足るだけのギリギリの範囲内で毎回調整を繰り返しています。これらを圧縮してこれを私が自分自身で設定する分には何の問題もないものの、他の方々が編集しやすくするように配慮するとなると空き容量にかなりの余裕を持たせた方がいいのではないかと考えており、その辺りの見極めが難しいところです。  単純に戦闘アニメーションスクリプトの領域拡張と移設だけを行っただけのものであればすぐにでも公開できるのですが、やはりそれだけでは面白味がないので、幾つかの追加戦闘アニメーションをパッケージングしたものをパッチとして公開したいと考えております。

第4次スーパーロボット大戦 戦闘アニメーション数拡張パッチの作成計画

 ご無沙汰しております。リアルの生活でかなり忙しい日々が続いており、なかなか各種コンテンツの更新ができず申し訳ございません。正直なところ新たなメンバーを迎えて様々なソフトの解析やパッチ作成などを充実させていきたいのですが、そういう訳にもいかないのが現状です。  さて、本題に入ります。第4次スーパーロボット大戦の戦闘アニメーションは本来512種類、予備のオフセット絶対値を使用すれば最大で1,024種類まで作成できるのですが、恐らくROM容量の関係で本来のオフセット領域にまで戦闘アニメーションのデータを書き込んでしまっています。このため、私は戦闘アニメーションのデータそのものを拡張したROMの空き領域に移して仕様変更しています。また、戦闘アニメーションで使用するSEに必要な波形データ設定のオフセットテーブルも拡張して512種類まで設定できるようにしていますが、これを1,024種類に拡張するにはプログラムそのものを書き換える必要があります。これを書き替えなかった場合、513番目の戦闘アニメーションには1番目の戦闘アニメーションの波形データが、514番目に戦闘アニメーションには2番目の戦闘アニメーションの波形データが…というように適用されていきます。それはそれで同じ内容の色やオブジェクト違いの戦闘アニメーションを量産する際に便利なので敢えて書き換えないという方法もありますが、それはさておきこれらの拡張データを設定できるようにしたパッチを作成しようと検討しています。しかし戦闘アニメーションの拡張や作製に関する関心や研究はSFC版スーパーロボット大戦のロムハック界隈ではほぼ皆無なので、そこまで熱が上がらないのも事実ではあります。実際問題として戦闘アニメーションのスクリプトやアニメパターンコードの調査をしているのは私の知り得る限りTileViewerの作者様、友人が三名、そして私の計5名しか心当たりがありません。これは武器数数拡張パッチがいまひとつだった事から、そもそも武器の種類やアニメーションの数はさほど重要ではないという事実の裏返しなのかもしれませんね。  とりあえず、私が使用しているROMと同じようにオフセット領域の拡張や各種スクリプトデータの移設と仕様変更、そして一部の武器アニメーション(ビームサーベルやビームライフル、ビーム砲など)の色違いア...

第4次スーパーロボット大戦 武器数拡張パッチを公開しました

 前回の投稿記事で触れた「作成できる武器の種類の最大数を拡張する計画」ですが、これを実現するためのパッチを作成してみました。これを適用する事により武器そのものと武器名称の双方を768種類から2,048種類に拡張できるようになります。この結果データ容量が大幅に肥大化するため、どうしてもROMを4Mにサイズ変更する必要があります。未検証ではありますが、いわゆる「4M拡張パッチ」に上書きする事も可能なはずです(基準となるアドレス値が変更になるのでBNE2やSNEESGEN等の設定変更ツール類はそのままでは使用できなくなります)。  なお、ご自身で実施して頂かなくてはならない作業として、各機体に設定された弾数制の武器の判定ID基準を登録番号順ごとに「+0400hずつ」から「+0800hずつ」に変更しなくてはなりません。非常に面倒な作業になりますが、これを実施しないと写真のように「単に一部の武器の名称が表示されなくなるパッチ」にしかならないという点にご注意下さい。そういう意味では今回のパッチはやや上級者向けのものと言えるかもしれません。ダウンロードは以下のURLから。ファイルの解凍パスワードは「9H3Ae,xQW2vfTS~~」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/91