ファイアーエムブレムの戦闘の醍醐味の一つである「再攻撃」ですが、ファミコン版のシリーズでは相手よりも攻撃速度(素早さ-武器の重量)が1でも上回っていれば可能であるため非常にスリリングであると同時に爽快でもありました。しかしバランス調整のためか「紋章の謎」では相手よりも攻撃速度が3以上上回っていないと再攻撃できない仕様になり、これが軽い武器である剣の有利性を際立たせる結果になってしまった事は否めません。そこでファミコン版と同様に「攻撃速度が相手より1でも上回っていれば再攻撃可能」という仕様に変更してみました。処理を調べてみたところ内容的には実に簡単で、単純に彼我の攻撃速度を取得して3以上の差があるかどうかを計算しているので、このチェックを1以上の差があるかどうかに変更しただけです。パッチにするまでもない内容なので、初期ROMでの数値設定部分を記載(1B6B3の「03」を任意の数値に変更すればよい)しておきます。ファミコン仕様の戦闘を楽しみたいという方はこれを1に、もっと攻撃速度の差がないと再攻撃できないようにしたいという方は大きめの数値(例えば5なり10なり)に変更してみて下さい。
相変わらず更新が滞っていて申し訳ございません。以前の記事で述べた計画に沿ってシナリオ分岐や入手機体の調整を進めていますが、どうしても解決できない部分が数ヶ所あるため作業が難航しています。 まず第一に、リムルと彼女が自軍に参入する際に持ってくるライネックの件です。原作でのリムルは一旦ゼラーナ隊と合流するものの単なる足手まといでしかなく、ほとんど戦う事なくトッドによってゼラーナ隊から連れ出されて再びルーザに引き渡されています。その点を考えるとリムルは自軍に合流してもパイロット登録はされず会話やエンディングに登場するのみに留め、代わりに彼女が合流するルートではトッドが自軍に参入するように変更しようかと思っています。これならばライネックの扱いも原作通りになりますし、わざわざリムルのいるルートを通るメリットができると思うのです。 第二に、終盤でのゲスト三将軍の扱いです。皆様ご存知の通り、第4次での三将軍はロフが敵対したまま戦死、ゼブとセティは早期ルートであれば戦闘に空しさを感じ撤退、通常ルートであればロフの後を追って戦死します。これが第4次Sになると条件を満たす事でロフ、ゼブ、セティの三人がゼゼーナンに愛想を尽かして戦線離脱、F完になるとルート次第でNPCとして自軍と共に戦うようになり、OGシリーズでは遂に自軍メンバーとして正式に使用可能となります。折角なので今回のパッチではルート次第で三将軍を自軍に参入させて使えるようにしたいのですが、これを実施するとその分だけMSやHMなどをイベントで強制廃棄してユニットの空きを確保しなければならなくなります。正直なところバンプレスト系のキャラクターやユニットよりも版権作品のキャラクターやユニットを使いたいという方々の方が多いと思いますので、三将軍が仲間になるルートではF完のようにNPC化するに留めるかどうか非常に悩んでいます。 他にも悩んでいる点はギリアムや副主人公の扱いなどいくつかあるのですが、大まかに言えば以上の二点が大きな悩みどころです。この辺りにどう折り合いをつけるかでパッチの完成までの時間が大きく変わりそうです。なるべくであれば今回のパッチではRAMの構造改変による登録最大数変更のような大規模な改造は行いたくないので、何かしらの理由を付けてマサキ以外の魔装機神パイロット3人(ヤンロン、テュッティ、ミオ)と入れ替えるな