不具合修正や各種動作チェックも完了し、ようやくカスタムサントラモードの実装が完了しました。オプション画面やマップ画面の BGM設定を「ノーマル」にすればデフォルトの楽曲が再生され、「カスタム」にすれば任意のBGMを自分で用意した楽曲と差し替える事が可能です(どちらのモードでも再生される楽曲は強制的にステレオ出力になります)。また、動画の通りBGM継続パッチにも対応し、カスタムモードで差し替えた楽曲は楽曲ごとにバイナリエディタやBNE2で音量の指定設定も可能です。カスタムサントラモードはMSU-1チップをサポートした一部のエミュレーターやフラッシュカートリッジ(Snes9xやbsnes、 FXPAK PROなど )でのみその機能を使用できますが、ノーマルモードであれば他の環境でも問題なくプレイ可能(カスタムモードにするとBGMが再生されないだけ)です。 現状で確認できる不具合…というか仕様として、カスタムモードでサウンドテストを選択して楽曲を再生させた後にメニューに戻すと、再度サウンドテストのウィンドウを開いた際に楽曲の項目が1番目(デフォルトであれば「時を越えて」)になってしまうというものがあります。特にプレイに支障が出るものでもないと思うのですが、一応修正するアイデアがないわけでもないので、できる事ならば修正しておきたいところです。 今回は事前の知識としてBGM継続パッチやサウンドドライバ、BGMにSE周りのシステム関連の解析を行っていたので割と容易に実装可能となりましたが、作業量やデバッグの手間を考えるとその時間を他のリソースに割く方が懸命に思え、MSU-1関連のパッチ作成は他のタイトルでは積極的にやりたくはないというのが本音ですね。
ネオ・グランゾンの最強武器として名高い縮退砲ですが、第4次スーパーロボット大戦とそのPS移植版である第4次Sとでは実は戦闘アニメーションの演出内容が若干異なっています。第4次では写真のようにブラックホールクラスターの演出の色違い(マイクロブラックホール命中後に亜空間が展開する際の色が紫→緑、空間縮退の色が白・黒・黄→白・青・黄)ですが、第4次Sではマイクロブラックホール命中から亜空間展開までの演出はSFC版と同じものの、亜空間展開後の空間縮退の演出がSFC版の白い球体が複数吸い込まれる演出に加えてメガグラビトンウェーブの色違い(黄と緑と黒の明滅が虹色の明滅になり、被弾した機体が圧縮される際に色の変化がなかったものから黒く変色する演出に変更)を交えたものになっています。その他の武器に関してはSFC版と比較すると単純にSEが変更されているだけなのですが、何故か縮退砲だけはわざわざ演出そのものが変更されているのが少々気になりますね。ひょっとすると隠しボスの最強武器が他の武器アニメーションの色違いという事にファンからの抗議があったのかもしれませんが、演出が変更されている(結局既存のアニメーション同士を組み合わせて色を変更しただけのものですが…)ためダメージを受けた際の印象が結構異なるのも比較してみるとなかなか面白いものです。個人的にはどちらがいいか一概には決められないのですが、折角ですから余裕があればこの第4次S版縮退砲のアニメーションを再現してみたいと思っています。
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