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第3次スーパーロボット大戦 反撃命令による武器や行動選択の解析結果

 反撃命令による武器選択の基準がよく分からないと言われているSFC版第3次スーパーロボット大戦ですが、反撃命令の設定箇所をざっと解析してみたところ、それぞれの命令で使用武器の選択基準が違っている事が分かりました。大まかな内容ですが、基本的には以下のような基準で反撃武器や行動を選択しています(なお、原則として敵軍やNPCのパイロットは「必ず反撃せよ!」に設定されています)。  「必ず反撃せよ!」は、残弾や残りENにかかわらず命中率が1%以上ある最強の武器を選択。その武器の命中率がゼロになる場合は、次に威力が高く命中率が1%以上ある武器を選択するという思考を繰り返す。どうしようもない場合は命中率がゼロでもとにかく現状で使用可能な最強の武器を選択する。これに合致する武器がない場合は反撃不能扱いになる。弾切れや射程外からの攻撃には何もしない。先攻側の攻撃でHPがゼロになると判断しても反撃を試み、それができない場合は反撃不能扱いとなる。原則として武器選択の際に相手の残りHPは考慮しないため、反撃相手のHPが仮に残り1であろうとも最強の武器で反撃する。前述の通り、敵軍やNPCは原則としてこの命令が設定されているため、回避力(=パイロットの反応と操縦と直感の総和に機体のサイズ補正を適用した数値)が低いユニットは威力重視の武器で反撃される事が多い。残弾やEN消費も気になるところだが、分身持ちであるゲッター2系やF91であればこの命令を活用できるかもしれない。  「積極的にいけ!」は、相手が一撃で倒せる場合は命中率が1%以上ある最強の武器を選択。但し、その武器の残弾が残り1だったり、その武器を使用してもう一度使用できるだけの残りENがなくなる場合は使わず、次に威力が高く命中率が1%以上あり、かつ残弾が残り2以上か現在のENで二回以上使用できるEN消費武器を選択するという思考を繰り返す(EN消費武器に関してはたまに例外あり)。どうしようもない場合は弾切れ、またはEN枯渇にならない命中率がゼロの現在選択できる最強の武器を選択する。これに合致する武器がない場合は反撃不能扱いになる(そのため、条件を成立させれば弾切れでなくともパイロットが弾切れの台詞を吐く姿を拝める)弾切れや射程外からの攻撃には何もしない。。相手を一撃で倒せない場合の思考も同様。やはり原則として武器選択の際に反撃相手...

第4次スーパーロボット大戦 BGM追加 「終わりなき戦い」

 コンバートした後ずっと調整が塩漬けになっていた魔装機神系パイロットの汎用戦闘BGM「終わりなき戦い」ですが、ようやく仕上げてみました。  さすがにサンプリングデータ枠を5個も減らしたので曲の「厚み」が減少してしまっていますね。この辺りに関しては何とか改善方法を見つけていきたいところです。また、もう一つの問題としては、第4次に登場する魔装機神系のパイロットで汎用BGMの定義に収まるのはモニカとサフィーネの二人(実際に戦闘に加わらないテリウスを含めれば三人ですが)しかいないので、あまりこのBGMを追加する意義が感じられないというのも挙げられます。追加できるBGMの枠には限りがありますので、他のBGMを優先する方が有意義ではないかと感じてしまいますが、余裕があれば組み込んでみたいですね。

ウィンキーソフト開発SFC作品のBGMスピード/ボリュームや使用サンプリングデータIDの調べ方

 皆様、いかがお過ごしでしょうか。今回はウィンキーソフト製サウンドドライバを使用した各種SFCソフトのBGMをSPCデータから他の作品に移植する場合のデータ調査方法を記載します。メモ書き程度ですがそんなに難しい内容ではないので、エミュレーターでウィンキー作品のSPCデータを集めている方は以下を参考にデータを覗いてみてはいかがでしょうか。 例:SPCデータ内のスピード/ボリューム参照は第4次の場合は以下の通り。 スピード…0129(0029)に書き込まれる。 ボリューム…0130(0030)に書き込まれる。  実際には「0121/0122(0021/0022)」の数値を0129と0130に実効データとして展開している仕組みらしい。SPCデータ内でスピードやボリュームを変更する場合は0129と0130を変更すること。使用している波形データ(楽器データ)の内訳は第4次であればSPCの0760(ヘッダなしだと0660)以降を見ると分かる。最初の2バイトがその楽器データの始点で次の2バイトが終点で一組(「E2 55 2F 57」など)。このアドレスから展開されているデータの先頭0010バイトをコピーしてROM側をバイナリエディタで調べ、使用されているサンプリングデータのIDを割り出せばよい。 第4次の場合は戦闘中に使用できるサンプリングデータの波形スロット範囲は原則として00~10(サンプリングデータは固定)と11(必ず0Bに指定すること)と18~1F(サンプリングデータは原則として自由)で、これ以外の波形スロットを使用しようとすると特定のSEが使われるべき場面でオーバーフローを起こしフリーズする。サンプリングデータはウィンキーソフト作品同士であれば各ROMから抽出したものがそのまま使用できる。但しサンプリングデータの組み合わせ次第では「戦火の爪あと」のように稀に20まで使える事もあるが、逆にサンプリングデータの組み合わせ次第ではデータの展開位置が重複して1Fまで使用できない事もあるので注意。  ウィンキーソフトのサウンドドライバは大きく分けて4種類あり、ヴィルガスト〜ジョジョがVer.1.0、第3次〜EXがVer1.5、第4次がVer.2.0、バトルロボット烈伝と魔装機神がVer.2.5といった感じの仕様になっている。 ジョジョの奇妙な冒険、ヒー...

第4次スーパーロボット大戦 BGMデータ作成開始

 これまでに解析したBGMデータ周りの内容を踏まえて、実際に再生可能なBGMデータの作成を開始しましたが、かなり難航しています。言うまでもなく譜面で言うところの音符や休符に相当するものが全て16進法で表わされているので、入力が非常に面倒です。しばらくの間更新が滞る可能性がありますのでご容赦下さい。

第4次スーパーロボット大戦 BGM追加 対決ダバ・マイロード(波形スロット分離版)

 先日コンバートした「対決ダバ・マイロード」ですが、やはりステレオモードにした場合に音が完全に分離しないのが気になったので試行錯誤しながら修正してみました。マスターボリューム自体を小さくしてしまったのであまり違いは感じられないと思いますが、1個しか用意されていないサンプリングデータ#1Dの波形スロット数を4個に増やし、各スロットの音量やパンの偏りを変更する事でチャンネルごとに分離して再生されるようにしています。今回の解析や作業で何となくBGMデータ作成の手順が分かってきましたので、暇を見て何か一つBGMデータを作成してみるつもりです。個人的にはグレートマジンガーのBGMが用意されていないのが気になるので、「おれはグレートマジンガー」か「勇者はマジンガー」のどちらかに挑戦してみたいところです。

第4次スーパーロボット大戦 BGM追加 「ジョジョの奇妙な冒険~激闘~」

 コブラジョジョことSFC版ジョジョの奇妙な冒険といえばコブラチームが世に送り出した事で有名ですが、ゲームデザインとシナリオに関してはコブラチーム(バンダイ)が、実際のゲーム制作に関してはウィンキーソフトが担当していますので当然サウンドドライバはいつものウィンキーソフト仕様となっています。今回はジョジョのサウンドドライバやサンプリングデータなどの解析がてらDIOの館のテレンス・ダービー戦以降のスタンド使いとの戦闘で使われている中ボス用BGM「激闘」をコンバートしてみました。解析内容に関しては時期的な事もあってかヒーロー戦記のサウンドドライバと同一の仕様で各種データや展開先などの管理方法も同しなのですが、ROM内のデータ収納先は全然違う位置でした。ジョジョの場合は無圧縮のグラフィックデータがROMの後ろ側に大量に入れてありますので、その関係かもしれません。  さて、「激闘」にはギター系のサンプリングデータが大量に使われているのですが、例によって第4次側にジョジョ側のサンプリングデータに似たものがあまりなかった事とサンプリングデータの組み合わせ次第ではバッファオーバーフローを起こしてフリーズしたり戦闘中にSEがうまく再生されなかったりするのでかなりアレンジする羽目になってしまいました。ゲスト系のボスクラスBGMとして使ってみると面白いかなと思ったのですが、実際に使ってみると何だかイマイチな気がしなくもありません。  ちなみにこのデータを作成後にもう一度解析を行ったところ、ジョジョに関してはいくつかのサンプリングデータでヘッダやサンプリングデータの一部の記述を工夫すれば第4次でも使える事が判明しました。ひょっとするとジョジョやヒーロー戦記のサンプリングデータはヘッダの仕組みを理解すれば原則として全て第4次で使えるのかもしれません。そうなるとBGMデータのコンバートがかなり楽になるのですが、それはまだ先の話になりそうです。

第4次スーパーロボット大戦 BGM追加「XNガイスト」試作版

 今回は英雄戦記(作曲者の田中伸一氏の動画を拝見すると、本当の曲名は「プロジェクト・オリュンポス」のようですね)の解析結果をベースに同じくヒーロー戦記の「XNガイストのテーマ」をコンバートし、第4次に存在する似たような感じのサンプリングデータのオクターブやピッチを調整して当て嵌めてみました。解析で判明したのですが、ヒーロー戦記のような古いウィンキーソフト作品と第4次以降のウィンキーソフト作品ではサンプリングデータの圧縮方法に違いがあり、例えばヒーロー戦記で使用されているサンプリングデータのヘッダやデータ長を変更して第4次のサウンドドライバに入れてもまともに使用できませんでした。大半のサンプリングデータはまともに再音が出ず、一応それっぽい音は出るものもありますがそれも最終的には残念ながらノイズだらけになってしまいます。  また、ヒーロー戦記とスーパーロボット大戦シリーズで曲の調子を比較すると分かる通り、いくつかのデータ、特にドラム関係のサンプリングデータはヒーロー戦記とスパロボのそれで全く異なるためピッチやオクターブの変更では再現しきれなくなって(シンバルなど4〜5個くらいしか忠実に再現できそうにありません)います。ヒーロー戦記のドラムやギター関連のサンプリングデータは音域が広いうえに本当にシャープで綺麗な音が出るので、これを第4次で使えるといいのですが…。逆にスパロボにしか存在しないサンプリングデータ(ゴスペルっぽいコーラスやフルートなど)も多々ありますので、どうしても対応しきれない場合は大幅にアレンジしたバージョンで仕上げる予定です。

第4次スーパーロボット大戦 未使用BGM「THE LAST JUDGEMENT」の不具合修正パッチを公開しました

 ウィンキースパロボシリーズではお馴染みの最終マップ用BGM「THE LAST JUDGEMENT」ですが、第4次スーパーロボット大戦ではデータ上には存在するにもかかわらず残念ながら別の曲(「はるけき彼方で」と「マルス・ベルセルク」)が使用されているため未使用となってしまっています。しかもサウンドテストやマップ用BGMに設定して再生させるとノイズが入ってしまうという不具合が発生します。未使用となったのはこれが原因の可能性もありますが、データの内容を確認したところBGMデータ自体に問題はなく、サンプリングデータを各チャンネルに割り振るためのオフセットテーブルの設定にミス(チャンネル01に波形スロット13が設定されているが、波形スロット13にサンプリングデータが設定されていない)がある事が判明しました。  通常では波形スロット13にはサンプリングデータ0Aが割り振られていて、これは撃墜されたユニットアイコンがマップ上で爆発する際に使用するSEに使われています。恐らく開発初期の段階では波形スロット13及びサンプリングデータ0Aは常駐データに含まれていたのだと思いますが、何らかの理由でこれを外したためにBGMが正しく再生されなくなってしまった可能性が高そうです。そこで「THE LAST JUDGEMENT」のサンプリングデータ設定テーブルに「13:0A」の記述を追加するパッチを作成してみましたので、どんな感じに修正されるのか試してみたい方は以下のURLからダウンロードして下さい。パスワードは「/t$gct,sgeK(&~d3」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/61

キャプテン翼4 BGM関連データ解析とサンプリングデータ差し替えについて

 BGMの貧弱さに定評があるキャプテン翼4ですが、これを補うべくサンプリングデータを差し替えられないか調査を始めてみました。サンプリングデータは050300から始まるオフセットテーブルで定義付けられており、最初の2バイトがデータ長、次に続く2バイトがサンプリングデータの展開先というパターン(これはSPC共通の仕様ですね)になっています。  さて、オフセットテーブルが判明している以上、ROM拡張をしてそこに音質の良いデータを書き込んでアドレス指定すればサンプリングデータの入れ替え自体は可能なのですが、問題はそれをサウンドドライバに組み込んだ場合に他のサンプリングデータと干渉しないようにできるかどうか、という事です。サンプリングデータは予め書き込み先が指定されていますので、このデータ長が他のサンプリングデータと干渉しないようにうまく調整するか、あるいはサウンドドライバ自体を書き換えてサンプリングデータの展開先アドレス領域を変更する必要が出てきます。干渉すれば当然オーバーフローを起こしてフリーズしますので、そういう意味でもなかなか面倒な作業になりそうです。

第4次スーパーロボット大戦 BGMパイロット基準化パッチについての追記とBGM解析関連雑記

  「BGMパイロット基準化パッチ」の「BGM継続パッチ」との併用ですが、検証&テストプレイしてみた結果、特に問題なく使用できる事が判明しました。パッチ添付のメモ書きには併用できないと記述してありますが大丈夫です。これで第4次Sのようにキースを戦闘させる時にいつでも「THE WINNER」を聴く事ができるようになるのが個人的には一番の成果だと思っていますが、主人公がモビルスーツ系に乗り換えても必ず「TIME TO COME」がかかるのもちょっとテンションが上がります。これと他のウィンキー系ソフトからのBGM移植を組み合わせればまだまだSFC版第4次は遊び倒せると思うので、まだ検証していない「マクロスのタイトルBGMをループさせる試み」や「PS版ウィンキースパロボのBGMデータのSFC版へのダウンコンバート」なども成功させていきたいですね。  さて、香港のサウンドクリエイター・HertzDevil氏のHP( https://www.hertzdevil.info/ )にSFC版第4次やロックマンX2のサウンドドライバを使って作られたBGMのSPCデータが掲載されているのですが、試しにこれらのデータを解析してROM用サウンドデータに形式を変更してから改めてROMに書き込んでみたところ、無事にBGMとして使用する事ができました。YouTubeで公開されていた動画の通りに実際にソフト上でBGMが流れると感動しますが、特にウィンキーソフトのゲームで「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」が使用できるのは嬉しいところです。残念ながらドラグナーの前期OPテーマ曲「夢色チェイサー」はウィンキーソフトの規格ではなくカプコンの規格で作られていたため移植は不可能でした(ひょっとすると移植できるのかもしれませんが私の現時点でのBGMデータ解析能力では不可能です)が、もっと解析が進んで別デベロッパーのBGM同士でもコンバートできるようになったりMIDIデータからウィンキーソフト規格のBGMデータを生成できる(ウィンキーソフトのサウンドクリエイターだった田中伸一氏の動画によると当時はそういうツールがあったらしいのですが…)ようになると夢が広がりますね。

プレイステーションのBGMデータをスーパーファミコンに移植する方法の考察

 タイトルはご大層ですが、記事自体は大した内容ではありませんので話のタネ程度にご覧下さい。  ご存じの方は多いと思いますが、プレイステーションのBGMデータ(というかシーケンスデータ)をMIDIファイルとしてエクスポートできる「VGMTrans」というアプリケーションがあるのですが、このアプリケーションには「シーケンスデータをMIDiファイルに変換する」という用途の他に「シーケンスデータそのものを解読する」という機能があります。この機能を使えばシーケンスデータの意味が分かりますので、根気は必要ですがニーモニック表と照らし合わせてスーパーファミコンのSPCデータとして打ち直し(端的に言えば、バイナリエディタを用いて変換)する事が可能です。もちろんいくつかの資料や記述したSPCデータに適合するサンプリングデータのマッチングが必要になりますが、これをうまく活用すればプレイステーションのゲームとして発売されているゲームのシーケンスデータを参考にBGMデータを記述する事が可能ではないでしょうか。

キャプテン翼4 BGMデータの比較について

 ウィンキーソフトの各作品のBGMデータがほぼ互換性がある事が分かったので、ついでと言っては何ですがテクモの各作品のBGMデータに互換性がありそうかどうか調べてみました。結論から言うと、少なくともキャプテン翼3〜5のサウンドドライバとBGMデータの作りはほぼ同一で、恐らくシリーズ間でBGMを相互移植するのは極めて容易かと思われます。サンプリングデータの比較はまだ実施していませんが、もしもこちらも同じであれば4や5で3の「統一ドイツのテーマ」を使用したり、逆に3や4に5の「全日本のテーマ」を使用する事もできそうです。シリーズでは特に4がBGM周りの弱さを指摘されていますので、3や5のデータと比較してテンポやエコーの変更、サンプリングデータの強化が可能かどうかだけでも調査したいところです。

ウィンキーソフト製SFCソフトのBGMデータについて

 暇つぶしに何となく手持ちのウィンキーソフト製SFCソフトからいくつかのBGMデータをSPC化して眺めていたのですが、大半のソフトがほぼ同じサウンドドライバ形式を採用しているという事が理解できてきました。ざっと見た限りでは少なくともマクロスやジョジョのサウンドドライバはスーパーロボット大戦シリーズとほぼ同じなので、若干の手直しをすればコンバートは可能です。  また、恐らく同じような感じでゴーストチェイサー電精やヴィルガストのBGMもコンバートできると思うのですが、こちらはまだ調査をしておりません(ソフトは所持しているので気が向いたら調べてみます)。しかしコンバートしたところでイベント用に使おうにもBGMが64曲までしか設定できないの数量制限が厳しいのが問題ですね。マクロスのBGMあたりは結構面白い使い方ができると思うのですが…。

第4次スーパーロボット大戦 「終わりなき戦い」を実装してみました

 以前から挑戦する予定のまま先延ばしになっていた「終わりなき戦い」ですが、時間が取れたので試しに実装してみました。一応このままでも戦闘BGMとして使用できるのですが、例によってアカシックバスターやサン・アタック、ファンネルや超電磁スピンなどのSEが入るとフリーズします。MAPやイベント用BGMとしてであればこのままでも問題ないのですが、戦闘BGMとして使用するには計算上5枠はサンプリングデータ枠を削らねばならず、音質の劣化は避けられない状況です。しかしひょっとするとBGM継続パッチの修正と同じ方法でサンプリングデータ枠を削る数を軽減できるかもしれませんので、日を改めて研究してみたいところです。  それはさておき、そろそろレナスの解析を再開したいですね。装備品の補正数値や傭兵の設定を変更できるBNE2用設定ファイルを作る事ができれば、まだまだ楽しめる作品だと思うのですが…。

第4次スーパーロボット大戦 BGM継続パッチの爆発音再生不具合の修正方法

 どうもご無沙汰しております。最近は本業が忙しくて全然解析関連の活動ができていないのですが、プレイそのものに支障がないとはいえBGM継続パッチのアカシックバスター問題が解決できていないのが気になって原因を探ってみました。  結論から申し上げますと、アカシックバスターによる爆発音再生の不具合は解決できます。アカシックバスターというよりも再生されるSE(効果音)のオペコードの中に爆発音を再生させる「11 0B」が含まれている(例えば効果音6Fを含む、サンアタックやカーズ、アカシックバスターなどの武器)とBGMが変更されるまでこのコードが常駐扱いになってしまうらしく、戦闘BGMに含まれている「11 0B」による爆発音の後にもう一度爆発音が再生されてしまうのが原因なのです。  つまり戦闘中に使われるBGMかSEの一方から全ての「11 0B」を削除し、もう一方には必ず「11 0B」を記述するように統一すればこの問題は発生しない事になりますが、BGMから「11 0B」を削除すると戦闘中に使用する全てのSEに「11 0B」を追加する必要があるので現実的ではありません(というかクソ面倒臭くてそんな事やってられません)。今のところどうして特定のSEにのみ「11 0B」が追加されているのか分かりません(MAP上の演出やイベントで鳴らすSEの都合?)が、とりあえずこれを削除するかSE定義のオフセットを「11 0B」を回避する形で設定すれば爆発音がオーバーフローせずにきちんと再生されるようになります。  まあ全く問題がないわけではなく、今後の課題はイベントや精神コマンド、MAP兵器を使用するなどの際にSE再生の不具合が起きないか心配という事でしょうか。この辺は組み合わせが膨大なので実際にプレイして確かめてみるしかありません。ただ、爆発音がおかしくなっても前述の通りプレイそのものには全く支障がないと思いますので、どうしてもそれが気になるという人以外は特にどうこう手を加えなくてもいいような問題でしょうね。

第4次スーパーロボット大戦 「ダークプリズン」の実装に成功しました

  以前はループの度に曲の再生速度が落ちていく不具合のためうまくコンバートできなかった「ダークプリズン」ですが、今回はデータ長を変更してループ後に再生速度を調整するオペコードを追加する事で再現に成功しました。これでシュウとの対決に念願の専用BGMが使えるという事になりますので、少しモチベーションがアップしています。次回があれば「終わりなき戦い」に挑戦したいところです。

第4次スーパーロボット大戦 「フラッパーガール」の実装に成功しました

以前はループの度に曲の再生がおかしくなってうまくコンバートできなかった「フラッパーガール」ですが、新たに判明したオペコードを踏まえ今回は再現に成功しました。要するに、前回まで一部のオペコードの解釈を間違えていたという事ですね。お恥ずかしい限りです。 使用サンプリングデータ数を11個から8個に減らしたので若干再現率は落ちますが、減らしておかないとSEが正しく再生されなかったり一部の武器を使う際にフリーズしてしまうのでやむを得ないところですね。 今回の調査で判明したオペコードのおかげで他の魔装機神やバトルロボット烈伝の一部のBGMのコンバートも可能かと思いますので、コンバートが成功したBGMについては随時ご報告致します。

第4次スーパーロボット大戦 「英雄戦記(第4次音源アレンジ版)」の実装に成功しました

  ヒーロー戦記のタイトルテーマ(後に「英雄戦記」の名でリメイク)を戦闘用BGMにコンバートしてみました。今回はサンプリングデータを移植せずに第4次に収録されたものだけで間に合わせようと試行錯誤しましたが、結果はご覧の通り散々です。 サンプリングデータの内容を調べてみたのですが、ヒーロー戦記から第3次の時点ではほぼそのまま引き継がれているデータがEXで若干削除、第4次では半分程度入れ替えられています。EXで削除された第3次のマップBGM用のサンプリングデータがその対象で、逆に言えばヒーロー戦記や第3次のBGMの多くはサンプリングデータを移植しないと忠実に再現できないという事になります。 今回はコンバートそのものよりもサンプリングデータの内容をチェックしたり波形スロットの仕組みを調べるという目的があったので、苦労はしましたが得られたものもそれなりに大きかったので良しとします。解析できた内容については後日改めて公開する予定です。

第4次スーパーロボット大戦 ヒーロー戦記からのBGMコンバートについて

 ようやくヒーロー戦記のBGMデータの読み取り方が解明できたので第4次の記述仕様にコンバートしてみたところ、何とか波形データをBGMとして乗せる事ができるようになりました。やはり同じデベロッパーが手掛けた作品だけあって、一工夫すればどうにかなるという事なのでしょう。後はサンプリングデータを各波形データに当て嵌める作業になります。とはいえ元々戦闘用BGM用に作られたBGMではないためか、サンプリングテーブルが13枠も使用されているのは少々気が滅入ります。ここから8枠に絞り込む作業は骨が折れそうです。  今回は「英雄戦記」で試していますが、「XNガイスト」等でも同じ要領でコンバートが可能になると思われます。また、ヴィルガストやジョジョの奇妙な冒険やマクロスといったウィンキーソフト製の作品からもBGMがコンバートできる可能性がありますので、余裕があれば引き続き調査を継続してみたいところです。

第4次スーパーロボット大戦 サウンドドライバの移植によるBGM拡張について

 魔装機神やバトルロボット烈伝から第4次へのコンバートで一部のBGMが正常に再生されない問題ですが、魔装機神やバトルロボット烈伝のサウンドドライバを第4次に移植する事で一応再生が可能になります。また、これにより第4次では使用できなかったサンプリングデータ枠の限界数の拡張も可能にはなるのですが、もちろん問題がないわけではありません。元々第4次に入っているBGMとSEの波形データ使用枠やサンプリングテーブル使用枠の仕様は魔装機神やバトルロボット烈伝とは異なるので、それらのデータを全て移植してきたサウンドドライバの仕様と同じ規格に変更する必要があるという問題です。  また、BGMに関してはともかく、SEに関しては今のところ移植サウンドドライバの仕様にコンバートしてもまともに再生されないものがほとんど(恐らく使用チャンネルの優先順位の関係ではないかと思われます)で、挑戦する手間に対する見返りがあまりにも少ないと言わざるを得ないのが現状です。「終わりなき戦い」や「炎の中華体育教師」などを第4次で使用できるのは大きな魅力ではあるのですが、他の作業に時間を割く方が有意義ではないかと思います。

第4次スーパーロボット大戦 「メイン・タイトル(修正版)」の実装に成功しました

   「メイン・タイトル」を解析結果に従って修正してみました。大して違いはないように聞こえますが、実際にはオペコードの追加によって撃墜時の爆発音が正常に再生されるようになっています。単なる自己満足ですが、やはりきれいに爆発音が聞こえると少し嬉しいものです。  不具合の検証など他の作業の関係でなかなか時間が取れないのですが余裕があれば採譜ミスが目立つ「艦隊戦」を原曲に近い状態に修正してみようと思います。