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3月, 2024の投稿を表示しています

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ファミコン版天地を喰らう 軍師キャラの隊列変更阻止について

 天地を喰らうシリーズは策略を使うにあたって「軍師」に任命された武将がいないと使用不能になるのですが、軍師に任命された武将は戦闘が開始されると隊列の一番後ろに配置され、隊列が6人以上になると直接戦闘に参加できなくなるというシステムになっています。これがいわゆる文官タイプ(武力や兵士数が低く知力が高い傾向の武将)であればまだいいのですが、劉備や馬謖や姜維のように文武両道の武将を軍師に任命する必要がある場合は事情が変わってきます。そこで、軍師に任命した武将がどのような処理で隊列の一番後ろに回されてしまうのか調べてみました。その結果、大まかに言うと「戦闘開始時にまず隊列の人数をチェックし、6人未満である場合は各武将の状態をチェックし、正常であれば隊列の位置そのまま、それ以外の状態の武将は隊列の最後尾に変更する。6人以上の場合は軍師を隊列の最後尾に移動させるが、負傷中の武将がいる場合は更に軍師の後ろに配置する」という処理内容でした。ここで言う武将の状態は「00=負傷中(戦闘不能)、40=軍師、80=正常、C0=正常かつ軍師」の4種類で、この処理内容を変更すれば軍師に任命した武将も隊列の変更がないまま戦闘に参加できそうです。つまり「隊列が6人以上でも6人未満でも武将が正常な状態であれば隊列の位置そのままを維持し、負傷中の武将のみ隊列の最後尾に変更する」とすればよいのではないでしょうか。この仮説を基に改変を行い、成功すればパッチとして公開する予定です。

スーパーロボット大戦F完結編 未使用格闘アニメーション(エヴァンゲリオン3号機)

 以前の記事でも少し触れましたが、スーパーロボット大戦F完結編のデータの中には本編で使用されなかった武器アニメーションがいくつか存在します。今回はその中からエヴァンゲリオン3号機の専用格闘アニメーションをご紹介します。動画でご覧頂くとお分かりの通り、零号機にようなただの体当たりではなく口を開いたり腕の形状が変化(バルディエル化?)したりとなかなか凝った作りになっており、せっかくEVAエンドルートのラスボスとして3号機を登場させるのであればこれは是非とも使用して頂きたかったところです。一体なぜこれを使用しなかったのか経緯は不明ですが、劇中のカヲルのイメージと合わないというような理由で使用しなかったと見るのが妥当なところでしょうか。F完結編では他にも管理フラグの設定ミスで登場しなかったと思われる武器(EVA初号機のノーマル版ポジトロンライフルやポジトロンスナイパーライフル、ドロスのマップ兵器版二連装ビーム砲)やシナリオ変更の都合で没になったと思われるロンギヌスの槍、他にはガンダムシュピーゲルの武器欄に存在する謎の武器「シュピーゲルトルネード」などもありますので、この辺の没データを上手く活用すれば何か面白い事ができるかもしれません。

スーパーロボット大戦F 武器アニメーションスクリプトファイルの解析を開始しました

 BNE2設定ファイルを作成する際の課題として、第4次のように武器アニメーションの各攻撃エフェクト表示位置を変更できる事を命題としていましたが、色々と試行錯誤してみた結果、どうやらエフェクトの表示位置はシステムファイル内ではなく武器アニメーションスクリプトファイルの中に格納されているらしい事までは分かってきました。まだはっきりとした事は分かりませんが,、基本的には第4次と同じように武器アニメーションのアニメパターントスクリプトのコマンドコード内で座標を指定し、そこからユニットID毎のアニメーションエフェクトや武器グラフィック表示の指定座標設定を反映して最終的に表示させているもようです。  先にこれらのデータを調べた方によると「Fのアニメーション座標指定はアニメーションIDでしっかりと固定されており第4次のようにユニットID毎に細かい表示座標指定はできない」というお話でしたが、そうなるとビームサーベル各種やビームライフルのアニメーションのように多くの機体でアニメーションIDを共用している武器のアニメーション表示の説明がつかないので、やはり何らかの形で第4次と同じような方式を採用しているのだと思います。PS系のプログラムに使用されているR3000の仕様に詳しければもっと簡単に解析ができると思うので、もっとしっかりと勉強しなければいけませんね。

第4次スーパーロボット大戦 「マジンガーZ」&「ゲッターロボ!」改変パッチを公開しました

   今回もあくまで個人的な好みの問題なのですが、マジンガー系の戦闘BGMとして使用されている主題歌「マジンガーZ」をやや原曲に近い感じに変更してみました。変更点としては各チャンネルの音量を調整し、低音がやけに強くなってしまっている部分を主音もよく聞こえるようにしています。それ以外にはこれと言った調整は加えておりませんので、気にならない方には全く気にならない部分だと思います。  また、前回の「ゲッターロボ!」の改変パッチにも今回の改変内容やYouTubeでのコメント を踏まえて音量に若干手を加えてみました。これらの改変内容をセットにしてパッチとして公開しましたので、実際にゲーム中でどんな感じに聴こえるのか試してみたい方は以下のURLからダウンロードしてパッチを適用、サウンドセレクトやカラオケモード、実際の戦闘など視聴してみて下さい。解凍に必要なパスワードは「7G24v%%3b95(*pwu」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/79  なお、PS版スーパーロボット大戦F、及びF完結編のBNE2設定データはシステム回りも含めて一応完成しましたので、数日ほど最終テストを行ったうえで公開予定です。それまでもうしばらくお待ち下さい。

PS版スーパーロボット大戦F BNE2設定ファイルの進捗状況

 BNE2の設定ファイルを作成していたPS版スーパーロボット大戦Fですが、機体とパイロットの分に関しては作業が完了しました。機体は上記の写真のような内容で、パイロットに関しては下の写真のような内容です。  そろそろ公開…といきたいところですが、システム関連のデータに関しては手つかずの状態であるのと依然として武器アニメーションのエフェクト表示座標に関する解析が進んでおらず、先にシステム関連のデータの設定を完成させてからエフェクト関連の設定について調査をしていく予定です。エフェクト表示の位置については何か調査のヒントになるようなものがあればいいのですが、何しろPS版Fの解析に関する資料やサイトが皆無に近い状態なのでまだしばらくは時間がかかると思います。

第4次スーパーロボット大戦 BGM改変 「ゲッターロボ!」

   あくまで個人的な好みの問題なのですが、ゲッターロボ系の戦闘BGMとして使用されている主題歌「ゲッターロボ!」をやや原曲に近い感じに変更してみました。SFC版第4次スーパーロボット大戦版のBGMはインストゥルメンタル用のアレンジで実際にこれに近い譜面が公式に存在するらしいのですが、これをアニメ版原曲と同じ音階に合わせています。歌詞で言うと「ゲッタースパーク空高く」の部分がささきいさお氏の発声の通りに「ソ#」から始まるようになっています。だからどうしたと言われればそれまでなのですが、個人的にはテレビ版の音階に近い方が好みなので今回はこのような変更を加えてみました。同じような感じで「マジンガーZ」もイントロや水木一郎氏のボーカル部分の一部がやや外れた音階に聞こえますので、後ほどこちらも手を加えてみる予定です。

第4次スーパーロボット大戦 BGM追加「MAIN TITLE(改訂版)」

 以前バトルロボット烈伝からコンバートした「MAIN TITLE」のデータを最新の解析結果や知識に基づき、より原曲に近い雰囲気に近付けるべく変更してみました。以前の動画と聴き比べてみると、特にイントロが違っているのがお分かりになるかと思います。同じような手法で「艦隊戦」や「戦火の爪あと」などもより原曲に近い内容に変更できないか試してみる予定です。  なお、先日お話しした「スーパーロボット大戦Fの戦闘用台詞テキストデータにはウェイトタイムの指定コードが入っているのではないか?」という仮説ですが、実際に調べてみたところ残念ながらそれらしきものは見当たりませんでした。どうやら音声データの方にそういった指定があるようで、そちらのアプローチから戦闘アニメーションをスピーディーにするという方法は実現できそうにないようです。

第4次スーパーロボット大戦 「エヴァンゲリオン」のユニット化について

 「スーパーロボット大戦F」から参戦したエヴァンゲリオン系の機体(?)ですが、これを第4次に逆輸入したいという構想自体はかなり前から持っています。  システム面に関してですが、ATフィールドは「新オーラバリアパッチ」のような疑似シールド表示システムとして処理(ATフィールド発動の条件を満たすとシールド表示フラグが立つように設定してシールドの代わりにATフィールドのグラフィックを表示)し、機体のENがゼロでなければ精神ポイントか気力の値に補正値を乗算した規定値分だけダメージを軽減(原作再現的には「規定値を超えると貫通」の方がいいと思うのですが、ゲーム的には不便だと思うのでこうします)、当然ながら使徒との戦いではATフィールドが機能しない、またはダメージ軽減能力が著しく低下するという仕様です。  次にアンビリカルケーブルに関してですが、これは最初のサキエル戦でケーブルが切れたところから戦いを始めるようにして、その後ロンド・ベルとの同行時に「戦艦のジェネレーターからケーブルを引っ張るのは安全上好ましくない」または「そんなに長いケーブルは戦艦に搭載できない」というような理由を付けてGEAR戦士電童のように「急遽EVA各機用に作った大型充電池(バッテリーパック)を背負っている」という事にして問題解決を図る(電童と同様に全ての武器でENを消費し、また通常はターン毎にENが5回復せず、ENの回復には施設上での待機や補給や搭載が必要)つもりです。これは最初の段階から考えていた解決案で、自分で言うのも何ですが、この設定ならばそこそこの説得力はあるかと思います(マップ上はともかく戦闘中にケーブルを表示させる事自体はそんなに苦労せずとも可能だと思うのですが、特にメリットがない作業なのでやりたくありません…)。まあ背負い式の外付けバッテリーに関してはNERV(だけ)の技術では無理でもマジンガーの三博士なり四ツ谷博士なりに協力してもらってアッサリ解決というご都合主義でいいでしょう。こういうものはスーパーロボット系の作品でよく出てくるエピソードですが、だいたい次の回ではそんな話など忘れられてしまうレベルの問題ですので…。  そして初号機の「暴走」システムですが、これも第4次のシステム内で多少の工夫をすれば解決可能ではないかと思います。内容的にはリ・ガズィの...

PS版スーパーロボット大戦F完結編 BNE2設定ファイル完成&第4次S基準化バランスパッチ作成の構想

 少しずつ作業を進めていたPS版スーパーロボット大戦F完結編のBNE2用設定ファイルですが、とりあえず各種オフセットテーブルの設定箇所、機体データ(上の写真)やパイロットデータ(下の写真)、そして武器データも変更する事ができるようになりましたので、一旦の完成という事にてご報告致します。通常の編集方法とは異なり非固定値であるためX軸とY軸を逆転して設定しており、バイトが固定表示という事もあって別途に設定用の一覧表などを見ながらでないと使用の際に混乱するのが難点ですが、自分用として私的に使用するのであればこれで十分な気もします。  残るは武器の表示位置の調整設定箇所を特定して機体の武器を色々と変更(現状でも各機体のデータ長の変更により武器の追加は可能だがエフェクト等の表示位置が調整できない)できれば遊びの幅が広がるので実現したいところですが、まずはその前にこの調査結果を基にPS版FのBNE2用設定ファイルも作成し、それを使ってFとF完の各種パラメーターを第4次S程度の基準にしたパッチを作成してみたいと思っています。  FはともかくF完結編は明らかにインフレが進んでおりプレイ方法が段々と大味になってしまうのが難点で、果たしてパラメーターの調整でSFC時代の作品と同じような感覚でプレイができるのかという実験的な側面もあります。まずは調整したデータで一度最後までゆっくりとプレイをしてみて、それからBNE2設定ファイルを公開するか否か検討してみるつもりです。

PS版スーパーロボット大戦F完結編 BNE2設定ファイルの作成状況

 武器のデータの部分を作った時点で放置していたPS版のスーパーロボット大戦F完結編用BNE2設定ファイルですが、作成を再開し始めました。現状では既にパイロットデータの設定ファイルは完成しており、残るは機体データの設定ファイルのみ(これも既に半分ほど作成済みなので、あと数日もあれば完成するはずです)となります。これに各データのオフセットテーブルの編集や変更用の設定ファイルを作る事ができればパラメーター関連はほぼ自由に改変できるので、各データがメモリに展開される位置を参照しつつオフセットテーブルの位置をチェックし、最終的にはこれらも編集できるようにしたいところです。  あとは武器エフェクトの表示位置ですが、これに関しては現状ではどのように設定しているのか不明のため手つかずになっています。恐らく第4次と同じような仕組みになっていると思うのですが、実際に解明しない事には何とも言えないので色々と調べてみようと思っています。