不具合修正や各種動作チェックも完了し、ようやくカスタムサントラモードの実装が完了しました。オプション画面やマップ画面の BGM設定を「ノーマル」にすればデフォルトの楽曲が再生され、「カスタム」にすれば任意のBGMを自分で用意した楽曲と差し替える事が可能です(どちらのモードでも再生される楽曲は強制的にステレオ出力になります)。また、動画の通りBGM継続パッチにも対応し、カスタムモードで差し替えた楽曲は楽曲ごとにバイナリエディタやBNE2で音量の指定設定も可能です。カスタムサントラモードはMSU-1チップをサポートした一部のエミュレーターやフラッシュカートリッジ(Snes9xやbsnes、 FXPAK PROなど )でのみその機能を使用できますが、ノーマルモードであれば他の環境でも問題なくプレイ可能(カスタムモードにするとBGMが再生されないだけ)です。 現状で確認できる不具合…というか仕様として、カスタムモードでサウンドテストを選択して楽曲を再生させた後にメニューに戻すと、再度サウンドテストのウィンドウを開いた際に楽曲の項目が1番目(デフォルトであれば「時を越えて」)になってしまうというものがあります。特にプレイに支障が出るものでもないと思うのですが、一応修正するアイデアがないわけでもないので、できる事ならば修正しておきたいところです。 今回は事前の知識としてBGM継続パッチやサウンドドライバ、BGMにSE周りのシステム関連の解析を行っていたので割と容易に実装可能となりましたが、作業量やデバッグの手間を考えるとその時間を他のリソースに割く方が懸命に思え、MSU-1関連のパッチ作成は他のタイトルでは積極的にやりたくはないというのが本音ですね。
友人からの依頼により、過去に友人が作成した第4次スーパーロボット大戦のパッチや資料の詰め合わせをアップロードしました。既に忘れられて久しい解析内容や情報が多数記載されており、これから第4次スーパーロボット大戦の解析や改造をされる方の参考になるのではないでしょうか。また、元祖BGM継続パッチ(機体のBGMのみを参照する仕様)の更新版も同梱されているそうです。以下のURLからダウンロードが可能です。
https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/96
私はまだ検証していないのですが、友人の元祖BGM継続パッチは純粋に機体のBGM設定データのみをチェックする方式になっているので、私が作成したパイロットのBGM設定と機体のBGM設定の双方を読み込んで優先順位を判定する方式よりも処理が高速になっている可能性が高そうです。乗り換えによるパイロットBGMの固定はできませんが、考え方によってはαやα外伝と同じく機体側でBGMを制御できるので後継機でBGMの変更演出が可能ですし、ゲームスピードを重視するのであればこちらの元祖BGM継続パッチを使用する方が有意義ではないでしょうか。
ファイル解凍に必要なパスワードは「&q$XrtsRWbsx%w~5SsE7ZnA4$aNXa&9+」です。
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