かなり前に制作を開始してそのまま放置していた「ファイアーエムブレム野史」ですが、久々に制作を再開しました。容量の関係で台詞やイベントを増やすのは難しいので基本的には既存のイベントを上書きしていく方法しかなく、演出面に関しては単純にマルスの出番の部分や台詞の内容をエリスに置き替えるだけになりそうですが、その分システム面でオリジナルとの差別化を図る予定です。シーダの口調がオリジナルのフランクな感じと比較してやけに堅苦しいのですが、この辺は好みの問題…というよりもお姫様らしくわざと堅苦しくしてみました。 ちなみに現状ではエリスのクラスはマルスと同様にロード(マルスのIDのままエリスの名前と顔を割り振って対処しているのでマルス専用武器はエリスが使用可能、エリスのID自体は未使用)になっていますが、本来のクラスである僧侶や魔道士に変更する事も一応考えています。しかし僧侶や魔道士にするとサブタイトルが当初の予定にあった「暗黒竜と王女の剣」ではなくなってしまうのが問題になりますので悩ましいところです。
以前にもお話していた「悲しい記憶」の太平洋ルート救済措置ですが、今回のサンプルパッチでは過去に公開していたパッチのような「ミデアの護衛達成でGディフェンサーが入手できる」方式を取りやめ、代わりにどちらのルートの「悲しい記憶」を選択しても無条件でGディフェンサーが入手できるようにしてみました。
日本海ルートでは従来通りカツがGディフェンサーに搭乗しており、予備のジェガンが一機追加されます。そしてスーパー系でもリアル系でも「老兵の挽歌」を通過するように変更してあり、カツでサラを説得すると搭乗している乗機も一緒に入手できるようになっています(ガブスレイではない機体にする予定です)。これに対して太平洋ルートではリ・ガズィに搭乗したルーが無人のGディフェンサーを持参して参入し、更にケーラとハサウェイのうち「発端」の経過ターン数によるルート分岐で合流できなかったもう一方がジェガンに搭乗して参入するようにしてみました。これにより手っ取り早く戦力を強化するのであれば太平洋ルート、参入は中盤になるもののサラと一緒に珍しい機体(それが必ずしも強力とは限りませんが…)が入手できる日本海ルートという住み分けができたのではないかと思います。ちなみに補給物資として追加される強化パーツの数も太平洋ルートと日本海ルートで内容は違うものの同じ数にしています。
なお、テストプレイ中にゲッターチームの仕様変更処理の致命的な欠陥(実際にはゲーム進行が不能になる程に致命的というほどでもなく、仕様の都合上ある程度は予測していた事なのですが…)を発見してしまったので、これを修正するのに少々手間取るかもしれません。
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