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第4次スーパーロボット大戦 合体式複数パイロット乗り機体用特殊台詞の設定アイデア

 第4次スーパーロボット大戦ではコン・バトラーVダンクーガ、ザンボット3といった合体後に複数パイロットが乗るようになる機体のサブパイロットの台詞を反映させる機能はありませんが、以前作成したゲッターチームの仕様変更のシステムを応用すれば「F」以降のコン・バトラーVのように合体後専用の特殊台詞を反映させる事が可能であると判明しました。  具体的な手法は「特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合はSRAM上のパイロットIDを保持したままRAM上のパイロットIDを入れ替える」というもので、これは以前にも少し触れたハイパーモードや暴走システムの手法と同じものですが、これを応用すれば、例えばバトルジェット搭乗時の豹馬とコン・バトラーV搭乗時の豹馬のパイロットIDを個別に用意する事で異なる台詞パターンを適用できるという事も可能になります。また、同時に複数精神コマンドのサブパイロット適用パターンも変更できるため、非分離型のコン・バトラーVを用意するといった必要もなくなります。但しこの方法には欠点もあり、例えば敗北条件に豹馬の撃墜が設定されている場合にこのパイロットIDが合体前と合体後で別々であると、パイロットIDが合致しなくなってしまった途端に敗北条件を満たしてゲームオーバーとなってしまいます(これはハイパーモードや暴走の再現時にも当てはまる問題です)。そのため、台詞の変更のみに留めるのであれば特殊サブルーチンを組んで特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合は台詞の参照IDを変更(例えば、豹馬がコン・バトラーV搭乗の場合は通常の台詞IDではなく専用の台詞IDを参照)するという手法の方がいいのかもしれません。もっとも、シナリオ上での敗北条件を設定する際にそれら両方のパイロットIDを全て確認できなかった場合にのみ敗北とすれば問題はないので、あくまで好みの問題とも言えそうです。

第4次スーパーロボット大戦 マップ上でのユニット展開数増加不具合の原因判明とSRAMの仕様による一時断念

 マップ上にユニットを65体以上展開させた場合の不具合の原因が判明しました。結論から言うと、現状では一時断念せざるを得ません。HiROMの状態ではRAM容量(外付けRAMを含む)の不足でオーバーフローし、65体目以上のユニット情報が維持できないというのが不具合の原因でした。マップ上で展開しているユニットの情報はRAMの7E2000、7E4000、7E6000の各領域にリアルタイムで読み書きされているのですが、この単位が0080hのため0080*40(64体分)=2000hとなり、65体目以上の情報が維持できなくなってしまうのです。これがLoROMであればSRAM領域を1バンクあたりにつき4000hまで展開、最大で256Kbまで拡張できるので該当するデータを大容量化したSRAMに逃がして問題解決となるのですが、HiROMの場合は1バンクあたりのSRAM領域が2000hしか維持できないうえに128Kbが容量の限界となっています。多量のデータをSRAMで処理している魔装機神ではHiROMではなく従来のソフトによくあるLoROMという仕様(32MBLoRAM+32kbSRAM+SA-1チップとやや特殊ではありますが)を採用しているのはこの対策のためだと思われます。大容量のデータの場合はROM情報を特殊チップ仕様に変更してそちらで処理するという方法もあるらしいのですが、現状ではそれらしい資料が見つからず、これといってよい方法が見つかりません(一応リザーブRAM領域にデータを逃がすと正常に動くように見えるのですが、やはり維持できないのかだんだん動作が怪しくなり最後は突然ゲームオーバーになったりフリーズします)。魔装機神と同様にメモリマップをLoROMに変更する事も考えましたが、さすがに作業量を考えると厳しいものがありますので改善策が見つかるまで一時断念し、まずはSRAMに登録した増加ユニットの正常動作だけを目指す事にします。

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