第4次スーパーロボット大戦ではコン・バトラーVダンクーガ、ザンボット3といった合体後に複数パイロットが乗るようになる機体のサブパイロットの台詞を反映させる機能はありませんが、以前作成したゲッターチームの仕様変更のシステムを応用すれば「F」以降のコン・バトラーVのように合体後専用の特殊台詞を反映させる事が可能であると判明しました。 具体的な手法は「特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合はSRAM上のパイロットIDを保持したままRAM上のパイロットIDを入れ替える」というもので、これは以前にも少し触れたハイパーモードや暴走システムの手法と同じものですが、これを応用すれば、例えばバトルジェット搭乗時の豹馬とコン・バトラーV搭乗時の豹馬のパイロットIDを個別に用意する事で異なる台詞パターンを適用できるという事も可能になります。また、同時に複数精神コマンドのサブパイロット適用パターンも変更できるため、非分離型のコン・バトラーVを用意するといった必要もなくなります。但しこの方法には欠点もあり、例えば敗北条件に豹馬の撃墜が設定されている場合にこのパイロットIDが合体前と合体後で別々であると、パイロットIDが合致しなくなってしまった途端に敗北条件を満たしてゲームオーバーとなってしまいます(これはハイパーモードや暴走の再現時にも当てはまる問題です)。そのため、台詞の変更のみに留めるのであれば特殊サブルーチンを組んで特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合は台詞の参照IDを変更(例えば、豹馬がコン・バトラーV搭乗の場合は通常の台詞IDではなく専用の台詞IDを参照)するという手法の方がいいのかもしれません。もっとも、シナリオ上での敗北条件を設定する際にそれら両方のパイロットIDを全て確認できなかった場合にのみ敗北とすれば問題はないので、あくまで好みの問題とも言えそうです。
お待たせしました。「BGMパイロット基準化パッチ」に「BGM継続パッチ」の機能を付与したパッチを公開しました。戦闘BGMのID判定を第4次S以降のスタンダードとなったパイロット基準に変更しつつ、機体BGMのID設定が12以上の場合はボス属性と判定して機体に設定されたBGMを優先して再生します(パイロットのBGM設定IDが12以上だった場合は通常の判定を行います)。また、戦闘終了後もマップ上でBGMが流れ続け、次の戦闘BGMが前回の戦闘BGMと同じIDであればそのままBGMが切り替わらずに継続します。以下のURLからダウンロード可能です。
https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/87
テストプレイでは特に不具合はありませんでしたが、「パイロットBGMの優先順位は常に青軍(NPC含む)→その他の色の軍」、「赤軍と黄軍が戦闘する場合は機体BGMがボス属性でない限り必ず先攻側のパイロットのBGMが流れる」、「機体のBGM設定が12以上(ボス属性)の場合は常に上位ID側の機体BGMが再生される」という三点が気になる方はご利用をお控え下さい。ファイル解凍のパスワードは「c+p*yTe(&|9Bn5)a」です。
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