第4次スーパーロボット大戦ではコン・バトラーVダンクーガ、ザンボット3といった合体後に複数パイロットが乗るようになる機体のサブパイロットの台詞を反映させる機能はありませんが、以前作成したゲッターチームの仕様変更のシステムを応用すれば「F」以降のコン・バトラーVのように合体後専用の特殊台詞を反映させる事が可能であると判明しました。 具体的な手法は「特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合はSRAM上のパイロットIDを保持したままRAM上のパイロットIDを入れ替える」というもので、これは以前にも少し触れたハイパーモードや暴走システムの手法と同じものですが、これを応用すれば、例えばバトルジェット搭乗時の豹馬とコン・バトラーV搭乗時の豹馬のパイロットIDを個別に用意する事で異なる台詞パターンを適用できるという事も可能になります。また、同時に複数精神コマンドのサブパイロット適用パターンも変更できるため、非分離型のコン・バトラーVを用意するといった必要もなくなります。但しこの方法には欠点もあり、例えば敗北条件に豹馬の撃墜が設定されている場合にこのパイロットIDが合体前と合体後で別々であると、パイロットIDが合致しなくなってしまった途端に敗北条件を満たしてゲームオーバーとなってしまいます(これはハイパーモードや暴走の再現時にも当てはまる問題です)。そのため、台詞の変更のみに留めるのであれば特殊サブルーチンを組んで特定のパイロットが特定の機体に搭乗している場合は台詞の参照IDを変更(例えば、豹馬がコン・バトラーV搭乗の場合は通常の台詞IDではなく専用の台詞IDを参照)するという手法の方がいいのかもしれません。もっとも、シナリオ上での敗北条件を設定する際にそれら両方のパイロットIDを全て確認できなかった場合にのみ敗北とすれば問題はないので、あくまで好みの問題とも言えそうです。
仕事の都合で更新が滞ってしまい、申し訳ありません。クリスマスあたりまでには何とかパッチの更新をしたいところですので、ご容赦下さい。 実は、切り払いやシールド防御といったスキルの発動条件の見直しを考えています。近年の作品では相手との技量差で発動確率が変わる事が多いこれらのスキルですが、この仕様ですと技量が高いキャラが必然的に有利になってしまい、あまりいい仕様には思えないというのが個人的な感想です。しかしレベル制にするとスキル欄を圧迫したり、そもそもスキルを持っていないと発動できないという厳しい事態に陥ります。正直なところ、切り払いは必要かと言われると便利すぎて微妙なところですが、シールド防御に関しては機体が盾を所持していれば第2次のように一定の確率で発動してもいいのではないかと思います。しかし、あまり強力なスキルだと便利すぎますので、効果をダメージ半減ではなく25%減くらいに下方修正してもいいかもしれません。 また、精神コマンドで切り払いやシールド防御を無効化するものを追加するという対策も入れるべきでしょうね。切り払いは「必中」で無効化できますが、現状ではシールド防御に対抗する手段がリセット吟味しかないので、余っている手加減フラグを用いて「直撃」を作るか「必中」に「直撃」の効果をプラスする事を考えています。無効化できる事を加味すれば、やはりダメージ半減でもいいような気もしますが、さてどうしたものやら。