本宮ひろ志先生の人気漫画として名高い「天地を喰らう」は様々な形でゲーム化されていますが、個人的にはファミコン版の初代「天地を喰らう」が一番好みです。一般的にはこの作品のリニューアル版とも言える「天地を喰らう2 諸葛孔明伝」の方が評価は高いと思いますが、袁術討伐後からの自由度の高さや簡易な戦闘演出によるスピード感、孫呉との全面対決などはやはり初代に軍配が挙がると思います。但しシリーズ一作目という事もあり色々と荒削りな部分もあり、一部の武将を除いて兵士数が完全固定、お気に入りの武将のパラメーターを補強する手段が皆無、兵糧システムにより常に残りの兵糧を気に掛けながらゲームを進める必要がある、等はやはり気になるところです。 そこで、これらの要素の改善策を講じてみようと思っています。具体的には、以下のような要素を実現するつもりです。 ・自軍に加わった武将は黄忠や馬超のように自軍レベルに応じて兵士数が変化するようにする。 ・ダメージ計算値の変更。具体的には「攻撃側の武力×攻撃力/10+現在の兵士数/10-被攻撃側の武力×武装度/10」を基本値にする。 ・自軍に加わった武将は自軍レベルに応じて各種パラメーターが補強される(最大値は255)。また、可能であれば所持する事によってパラメーターが上昇するアイテムを追加。 ・兵糧システムの廃止。 まずはこんなところでしょうか。まだ解析作業にすら手を付けていないのですが、やってみるとすればこのような要素を変更したいところです。
レベルアップ時に再生されるファンファーレというかジングルですが、これはSE(=効果音)ではなくBGM(=曲)扱いのため、直前にSPC内で再生されているBGMデータが上書きされていまい、ジングルの終了後に改めて7E0076にリザーブされていたIDのBGMが再生され直す仕様になっています。そこで今回はこのジングルをSEに変更する事でBGMが上書きされる仕様を回避してみる事にしました。
とはいえジングルのBGMをSEに変換するのはサウンドドライバやチャンネルなどの仕様上不可能と判断し、既存のSE(回復系の行動で再生されるID:0044)でこれを代用してみました。この変更によりマップBGM(BGM継続パッチ適用時であれば再生中の戦闘BGM)が中断される事なくレベルアップ告知の表示が可能です(なお、技術的には経験値入手の処理と同様にジングルやSEを再生させないようにする事も可能です)。再生されているBGMの内容によってはややSEが聞き取りにくいのが難点ですが、ついでに本来は間をおいて表示されるレベルアップ告知ウィンドウが経験値取得ウィンドウと同時に表示されるようにしていますので、ゲームスピードはやや向上しています。これに需要があるかどうか不明ですが、この仕様に変更するパッチも作成しましたので、以下のURLからダウンロード可能です。ファイル解凍に必要なパスワードは「i(4FQy_$kks$)XEE」です。
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