第4次スーパーロボット大戦では、各機体の撃墜時の爆発エフェクトは機体データのBGM設定と一緒の部分(機体データの6番目)に格納されたサイズ設定とBGM設定に依存しているのですが、これをそれぞれの機体毎にオフセットテーブルで管理・設定できるパッチを作成してみましたので、よろしければお使い下さい。各機体の撃墜エフェクト設定は3FE780以下のオフセットテーブルで変更可能です。オフセット設定は下位1バイトでマップ上での撃墜エフェクト(00=爆散、01=キノコ雲、02=黒い光+キノコ雲、03=黒い光+爆散、04=光の柱)、上位1バイトで戦闘アニメでの撃墜エフェクト(00=爆発しない、10=爆発、20=フラッシュ、40=光の玉)を設定可能です。 これにより、従来はBOSS属性の機体でのみ使用可能だった光の玉による爆縮やLLサイズ専用だった画面が真っ白になるエフェクトをサイズやBGM設定に関係なく設定できるほか、F以降の一部の生身ユニットに見られる「爆発しないまま戦闘が終了する」というエフェクトも選択できるようになりますので、ドモンやマスター・アジアのような人間が直接戦闘する機体の再現もある程度違和感なく再現可能です(但し、マップ上ではどうしても撤退エフェクトが選択できず、第2次Gのマスター・アジアのように何かしらの爆発エフェクトを選択する必要があります)。ダウンロードは以下のURLから。ファイル解凍に必要なパスワードは「-c.r5m*9ncdj.Kwa」です。 https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/101 次回は機体のBGMを機体依存から「パイロット依存パッチ」のようにオフセットテーブルで設定、かつ3F(64曲)まで設定できるようにするパッチを作成する予定ですが、これを作成すると従来のBGM継続パッチが全て使用不能になりますので、その点も含めると作業はそれなりに大掛かりになりそうです。欲を言えば「カスタムサントラパッチ」のようにディップスイッチでBGM設定をパイロットと機体で切り替え可能にするか、あるいは反撃命令のようにユニット毎にBGMの基準設定を行えるようにできるとよいのですが、前者はディップスイッチに余裕がなく、後者はセーブデータ用のRAMに余裕がないためなかなか...
以前、少しだけ触れた「8MBに拡張したROMの拡張領域(400000h以降)に置いたデータはBGMを中心に読み込みや処理速度が遅くなる気がする」という件ですが、やはり体感的に処理がもたつく場合が出ているように感じます。特に、再生速度が速めに設定されているBGMは時間経過と共に音が次第にずれていってしまうようです。気のせいであればいいのですが。
こういう場合、SA-1などの特殊チップを搭載している作品のROMマッピングを参考に処理を改善するという方法もあるのだと思いますが、作業量を考えると現実的ではないので取り敢えずROMの埋め込み情報を見てみたところ、ROMの仕様が31(高速リニア)から35(低高速リニア)に変更されていました。どうやらLunar Expandというツールを使用してROM容量を8MBに拡張する際に自動的に書き換えられた様子なのですが、これを元の31に戻してみたところ多少はBGMのもたつきが改善されたように感じます。しかし問題がないわけではなく、元々のROM情報埋め込み領域の数値を31に戻す分には正常に起動しますが、拡張領域(408000~40FFFF)に存在するROM情報は35にしておかないとゲームが起動しなくなってしまうようです。
それぞれのROM情報が異なる状態で長時間正常にプレイし続ける事ができるのかどうかまだ未知数なのですが、今のところ特に問題なく処理ができている様子なので、しばらくはこのままテストプレイを続けていこうと思っています。
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