不具合修正や各種動作チェックも完了し、ようやくカスタムサントラモードの実装が完了しました。オプション画面やマップ画面の BGM設定を「ノーマル」にすればデフォルトの楽曲が再生され、「カスタム」にすれば任意のBGMを自分で用意した楽曲と差し替える事が可能です(どちらのモードでも再生される楽曲は強制的にステレオ出力になります)。また、動画の通りBGM継続パッチにも対応し、カスタムモードで差し替えた楽曲は楽曲ごとにバイナリエディタやBNE2で音量の指定設定も可能です。カスタムサントラモードはMSU-1チップをサポートした一部のエミュレーターやフラッシュカートリッジ(Snes9xやbsnes、 FXPAK PROなど )でのみその機能を使用できますが、ノーマルモードであれば他の環境でも問題なくプレイ可能(カスタムモードにするとBGMが再生されないだけ)です。 現状で確認できる不具合…というか仕様として、カスタムモードでサウンドテストを選択して楽曲を再生させた後にメニューに戻すと、再度サウンドテストのウィンドウを開いた際に楽曲の項目が1番目(デフォルトであれば「時を越えて」)になってしまうというものがあります。特にプレイに支障が出るものでもないと思うのですが、一応修正するアイデアがないわけでもないので、できる事ならば修正しておきたいところです。 今回は事前の知識としてBGM継続パッチやサウンドドライバ、BGMにSE周りのシステム関連の解析を行っていたので割と容易に実装可能となりましたが、作業量やデバッグの手間を考えるとその時間を他のリソースに割く方が懸命に思え、MSU-1関連のパッチ作成は他のタイトルでは積極的にやりたくはないというのが本音ですね。
今回は没グラフィックとしてソフト内に収録されているガーベラ・テトラ用のビームマシンガンを実際に使用できるように設定すると共に、汎用武器アニメーションとして新たに速射砲系のエフェクトを作成してみました。個人的にバルカン系の武器アニメーションはSEや弾の大きさが今一つ迫力不足に感じていたので、サッシュのアニメーションを参考にモビルアーマーや大型兵器の機関砲や速射砲に使用できそうなものを目指して作成しています。欲を言えばSEはSFC版第3次のビームマシンガンのような重低音にしたいところですが、生憎と第4次ではそれに該当するSEがないためサッシュやオーラショットアームのSEを使用しています。
さて、こうして色々な武器を作成していくとさすがに武器の総数限界である1,024個が目前になってきました。ざっとデータの仕様を見る限りでは武器の総数自体はそう難しくなく増やす事が可能そうなのですが、とりあえず現状を鑑みるに本来の倍の2,048個まで増やすのが妥当なところでしょうか。たまにROMイメージの4M拡張化に関する質問や武器や機体の総数を増やす事が可能かどうかというお話を伺っていますので、この辺りでROMイメージの4M化パッチや武器総数の機体総数を拡張するパッチ等の作成を考えてみるのも一つの手ではないかと思っています。
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