不具合修正や各種動作チェックも完了し、ようやくカスタムサントラモードの実装が完了しました。オプション画面やマップ画面の BGM設定を「ノーマル」にすればデフォルトの楽曲が再生され、「カスタム」にすれば任意のBGMを自分で用意した楽曲と差し替える事が可能です(どちらのモードでも再生される楽曲は強制的にステレオ出力になります)。また、動画の通りBGM継続パッチにも対応し、カスタムモードで差し替えた楽曲は楽曲ごとにバイナリエディタやBNE2で音量の指定設定も可能です。カスタムサントラモードはMSU-1チップをサポートした一部のエミュレーターやフラッシュカートリッジ(Snes9xやbsnes、 FXPAK PROなど )でのみその機能を使用できますが、ノーマルモードであれば他の環境でも問題なくプレイ可能(カスタムモードにするとBGMが再生されないだけ)です。 現状で確認できる不具合…というか仕様として、カスタムモードでサウンドテストを選択して楽曲を再生させた後にメニューに戻すと、再度サウンドテストのウィンドウを開いた際に楽曲の項目が1番目(デフォルトであれば「時を越えて」)になってしまうというものがあります。特にプレイに支障が出るものでもないと思うのですが、一応修正するアイデアがないわけでもないので、できる事ならば修正しておきたいところです。 今回は事前の知識としてBGM継続パッチやサウンドドライバ、BGMにSE周りのシステム関連の解析を行っていたので割と容易に実装可能となりましたが、作業量やデバッグの手間を考えるとその時間を他のリソースに割く方が懸命に思え、MSU-1関連のパッチ作成は他のタイトルでは積極的にやりたくはないというのが本音ですね。
今回は「精霊のカード」を使用した際に対応する精霊を所持していない場合、そのカードに対応する精霊を取得するパッチを作成してみました。これにより、傭兵に任意の呪文を追加習得させる事が可能となっています。以下のURLからダウンロード可能です。
https://ux.getuploader.com/retrogamelaboratory/download/10
カードで取得した精霊に対応する呪文は、上の写真のようにその場ですぐには使えませんが、ミディアであれば精霊屋で未所持の精霊を購入する際に、傭兵であれば精霊を取得した後で一度別れて再雇用すると、下の写真のように所持している精霊に対応した呪文が使用可能になります。ミディアはカードで8個目の精霊を取得してしまうと、その精霊に対応した呪文が使えなくなってしまう点にご注意下さい。
このように、新たに精霊を取得した傭兵は再雇用すると呪文を習得して帰ってきます。また、既にそのカードに対応した精霊を取得している場合は通常通り精霊習熟度が上がります。なお、チェズニだけはゾンドのイベントでの不具合を回避するためにカードで精霊を取得できないように処理しています(取得済みの精霊に関してはカードで習熟度が上昇します)のでご注意下さい。
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