コブラジョジョことSFC版ジョジョの奇妙な冒険といえばコブラチームが世に送り出した事で有名ですが、ゲームデザインとシナリオに関してはコブラチーム(バンダイ)が、実際のゲーム制作に関してはウィンキーソフトが担当していますので当然サウンドドライバはいつものウィンキーソフト仕様となっています。今回はジョジョのサウンドドライバやサンプリングデータなどの解析がてらDIOの館のテレンス・ダービー戦以降のスタンド使いとの戦闘で使われている中ボス用BGM「激闘」をコンバートしてみました。解析内容に関しては時期的な事もあってかヒーロー戦記のサウンドドライバと同一の仕様で各種データや展開先などの管理方法も同しなのですが、ROM内のデータ収納先は全然違う位置でした。ジョジョの場合は無圧縮のグラフィックデータがROMの後ろ側に大量に入れてありますので、その関係かもしれません。 さて、「激闘」にはギター系のサンプリングデータが大量に使われているのですが、例によって第4次側にジョジョ側のサンプリングデータに似たものがあまりなかった事とサンプリングデータの組み合わせ次第ではバッファオーバーフローを起こしてフリーズしたり戦闘中にSEがうまく再生されなかったりするのでかなりアレンジする羽目になってしまいました。ゲスト系のボスクラスBGMとして使ってみると面白いかなと思ったのですが、実際に使ってみると何だかイマイチな気がしなくもありません。 ちなみにこのデータを作成後にもう一度解析を行ったところ、ジョジョに関してはいくつかのサンプリングデータでヘッダやサンプリングデータの一部の記述を工夫すれば第4次でも使える事が判明しました。ひょっとするとジョジョやヒーロー戦記のサンプリングデータはヘッダの仕組みを理解すれば原則として全て第4次で使えるのかもしれません。そうなるとBGMデータのコンバートがかなり楽になるのですが、それはまだ先の話になりそうです。
バグ修正とシナリオ更新のついでにRAMに登録できるパイロットやユニットを変更しようと試みているのですが、どうも上手くいきません。原因は明白で、機体やパイロットの最大登録数である64=3FまでがMAP上に展開した全ての機体やパイロットを管理する際の連番になっていて、プログラム上でNPCや敵であるかを判定する際には40やC0などの番号を使っているからです。つまり、一度にMAP上に展開できるパイロットや機体の数そのものの上限も64体で、ここを変更した上で所属部隊などを判定するプログラムも書き換える必要があるという事です。なお、MAP開始や出撃メンバー選出の際に一旦敵味方を含めたそのMAP全てのパイロットと機体のデータを展開(というかリザーブ)してしまう仕組みなので、出撃メンバー選出後にそのメンバーだけのデータをRAM上に展開する仕組みのタクティクスオウガのように簡単に登録できる数を増やせるわけではありません。これはかなり骨が折れそうです。
それはさておき、コープランダー隊の扱いについて色々と考えています。神宮寺、麗、マリの三人の中から一人をメインパイロットとして選抜するイベントは残すつもりなのですが、本来ブルーガーは二人乗りなのでそこを考慮するとメインパイロットを選ぶ際に誰がサブパイロットになるのか選べると有意義な気がします。もちろんプログラム的にそうする事は可能なのですが、面倒な作業になる事は避けられません。これを実行する意味があるのか否か、じっくりと考えてみるつもりです。
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